リクルートのモバイル決済サービスが人気の理由 残業減＋売上増に貢献する新サービスも（2/3 ページ）
面倒なシフト管理を簡単にする「Airシフト」
Airシリーズの成長を振り返った後は、「Airレジのこれから」と題して3つの新サービスが紹介された。
1つ目は、アルバイトのシフト管理を簡単にする「Airシフト」。カンファレンスで紹介されたある飲食店では、シフト管理の業務に毎月24時間、営業日に換算して3日も時間がかかっていた。リクルート独自の調べでは、平均でもシフト管理に15時間が費やされているという。
紹介された飲食店では、シフトの作成をする場合に、まずアルバイトスタッフからLINEで希望を集め、それを紙のシフト表に転記。その後、何度も調整を繰り返し、シフト表を写真に撮って送信するという手順で行っていた。スタッフが気持ちよくシフトに入ってくれるように、スタンプを使ったりメッセージの表現を和らげたりと、非常に気を遣っている様子も見られた。
しかし、メッセージに反応がなかったり、一時保留になったりするのは当たり前。日時の間違いでスタッフに確認が必要だったり、あるいはマネージャーが紙に転記する際にミスしたりすることもある。シフトが完成しても、突発的な用事や病気があれば調整が必要になる。シフト管理によるマネージャーの心理的負担は大きいと大宮氏は指摘した。
その負担を軽くするサービスがAirシフトだ。Airシフトは、アルバイト・パート就労者の多くが利用しているアルバイト管理アプリ「シフトボード」と連携。マネージャーがシフトを依頼すると、対象スタッフに即時に通知が届き、スタッフがシフトボードを使ってシフトを提出すると、Airシフトのシフト表に反映される。クラウド上にデータが集まるので、最新のシフト状況をいつでもどこでも確認でき、転記ミスもなく、メッセージの文面に気を遣わなくてもよくなる。チャット機能が付いているので、直接コミュニケーションも可能だ。
試験導入でAirシフトを使った飲食店のマネージャーは、「自分自身、スタッフともに、やりとりが楽になるのがうれしい」と高く評価していた。
また大宮氏は「機械学習を活用したシフト作成機能も開発中」とも明言。このシフト作成機能は、過去の実績などを考慮し、最適なシフト案を出してくれるという。手直しなどのデータも学習し、使えば使うほど最適なシフトを提案できるようになるそうだ。
紙伝票の弱点を克服できるオーダーシステム「Airレジ ハンディ」
リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 Air 事業ユニット ユニット長 山口順通氏は、「お店からの要望が最も多かった」として、新サービスの「Airレジ ハンディ」と、さまざまなデータを見える化してお店の経営を支援する「Airメイト」を発表した。
Airレジ ハンディは、主に飲食店からの要望が多かった、注文・配膳業務をサポートするオーダーエントリーシステムだ。今でも多くの飲食店が、お客さんからのオーダーを紙伝票に記入してキッチンに伝えているが、この場合、読み間違いや書き間違いが発生し、会計時にレジに再度入力する必要がある。
Airレジ ハンディを使うと、お客さんが来店した際に案内するテーブルを選択し、人数、新規か常連かを入力。注文時に商品を入力すると、キッチンのプリンタに内容が送信・印刷される。テーブル番号や商品名、点数が手書きに比べて見やすく、メニューによって作る場所が違う場合は、複数のプリンタに出し分けることも可能。Airレジとデータが連携しているので、会計時に内容を再入力する必要もない。
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提供：株式会社リクルートライフスタイル
アイティメディア営業企画／制作：ITmedia Mobile 編集部／掲載内容有効期限：2018年3月27日
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