リクルートのモバイル決済サービスが人気の理由 残業減+売上増に貢献する新サービスも(3/3 ページ)

» 2018年02月28日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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さまざまなデータを見える化し、経営判断をサポートする「Airメイト」

 経済産業省の「平成26年 経済センサス-基礎調査 事業所に関する集計」によると、約2年半で廃業に至った飲食店は12万4834件にも上るという。山口氏は「経営状況の把握、改善策の実施、振り返り、この3つを簡単にできる仕組みがない」と指摘した。

 Airメイトは、これらの課題を解決するサービスだ。専門的な知識や環境を準備しなくても使える経営改善の仕組みで、最初は飲食店向けに提供する。

Airレジ カンファレンス2018 お店の経営判断をサポートする「Airメイト」

 Airメイトは大きく、経営状況の把握、店舗改善の実施、振り返りの3つが可能。集客や仕入れ、シフト、メニューなど、店舗の改善すべき点が簡単に分かり、それらの情報をもとに、シフト調整やメニュー開発、接客改善などに取り組める。取り組みの効果は日々、振り返ることもできる。Airレジを始めとするAirシリーズ、じゃらん、HOTPEPPERといったリクルートが提供する多彩なサービスのデータを利用する他、これら大量のデータを高速に処理できる「Google Cloud Platform」を利用している。

 このAirメイトは開発段階からいくつかの店舗に試験導入されており、導入店舗の1つであるダイニングファクトリーの青山剛氏も登壇。Airメイトの活用方法を紹介した。

Airレジ カンファレンス2018 山口氏とAirメイトの活用について語るダイニングファクトリーの青山 剛氏(右)

 青山氏の店舗では、店長やスーパーバイザー、事業部長などがAirメイトを利用。店長は、主に前年のデータと比較した売り上げ実績を確認できること、スーパーバイザーは店舗を訪問する前に、店舗が今どのような状況なのかを把握できることが好評だという。青山氏本人が気に入って使っている機能は集客分析。大人数の宴会コースが減っていれば、コースが受けていない、クーポンが評価されていないといったことが分かり、少人数の来客が減っていればフリー向けのクーポンが評価されていない、などの理由が分かり、販促が機能しているかどうかが判断できるという。

 「メニュー分析」機能ではメニューの注文率が分かるので、料理長や商品開発部門が活用しているそうだ。

Airレジ カンファレンス2018 売り上げの前年比較や人件費率などを表示
Airレジ カンファレンス2018 どんなタイプのお客さんが減っているのかを確認し、販促の効果を判断する

 青山氏は「従来は紙伝票や発注システムから判断していて、分析の仕方が複雑だったが、だいぶ楽になった。現場の人たちも、今までは感覚的なものだったものが数値で分かるようになり、考える力も向上したと思う」とAirメイトを評価した。

 山口氏によると、Airメイトは数々のサービスと連携し、データやAIを活用した需要予測に関しては、既に実用化の段階が見えてきているという。翌日のお客さんの来店予定から、シフトや仕込みの調整の提案も可能になるそうだ。今後は飲食店以外のお店にも対応を広げていく予定だ。

 支払いからシフト管理、さらに経営分析まで、お店に関わるあらゆる課題を解決してきたAirシリーズ。蓄積されたさまざまなデータと、今後はAIも活用して、お店の業務をより楽にしてくれるはず。お店の働き方改革も強力に進めていってくれそうだ。

Airレジ カンファレンス2018 Airレジ カンファレンス 2018の会場ではAirシリーズ各種を展示。多くの来場者がサービス内容をチェックしていた
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