―― Huaweiのスマートフォンは、ダブルレンズカメラで先進性をアピールしました。他社も追随し、差別化が難しくなる中で、スマートフォンのカメラはどのように進化させていく計画ですか? レンズが3つになるのか? あるいはAIの方向で進化していくのか?
ユー氏 カメラに関しては、レンズが2つでも3つでも、まずは性能を高めていかなくてはなりません。最終的には、キヤノンのEOS 5D Mark IIIやMark IVのような高いカメラ・レンズに匹敵するようなものを提供していきたいと考えています。
先に教えてしまいますが、3月27日にフランス・パリで「P20」と「P20 Pro」を発表します。それらに搭載されるカメラは、非常に優れた機能を持っています。韓国の会社(Samsung)と米国の会社(Apple)と比べると、大幅に性能が勝ることになります。それは、じつは日本のパートナー企業と協力して実現できたものです。
これまで一眼レフでしか実現しえなかった性能を、スマートフォンで実現したいと考えています。一眼レフは非常に大きいですし、レンズも長いです。その性能を、小さなスマートフォンで実現するのは非常に難易度が高いのですが、それを目指していきたいです。さらにAIの処理能力も向上させていきたいです。カメラについては、常に他社よりも先行していきたいと考えています。ぜひ、ご期待ください。
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