さて、カメラで「モード」をタップすると、ユニークな撮影機能がどさっと出てくるわけで、特に特徴的なのを試してみたのである。
まずは「食べ物」。この個性的な撮影機能の中にひょこっと「食べ物」なんて普通のが混じってるのが妙に面白いが、それだけニーズがある&オートで対応するのが難しいってことなんだろう。
スナップショット、マッチショット、グリッドショット、ガイドショットの4つは画面が「18:9」(つまり2:1)であることを利用した面白い機能。正方形の写真をきれいに並べられるから。
マッチショットはインとアウトのカメラを同時に使って撮れるのが面白い。
ガイドショットは、他の写真を半透明で重ねて、同じ構図で撮りましょうってもの。自分で撮った写真をガイドとして使うこともできるので使い道はいろいろとありそう。
グリッドショットは、撮った写真を4つのグリッドに並べて、1枚のコラージュ写真を作る機能。これも18:9の画面をうまく使っている。これは使える。
いずれも正方形の写真を撮るわけで、Instagramを意識した機能だ。この18:9をうまく使ったアイデアはなかなかよい。
最後に動画機能を「Cine Video」。映画風のフィルターをかけた動画を撮ったり、指定した箇所を自動的にズームアップしたりという機能があるわけで、「ミステリ」フィルターを使ってうちの猫のあくびを撮ってみた。
というわけで、後半はジョジョは関係なく、V30+のカメラ機能の話になってしまったわけだが、まあV30+のカメラは非常に個性的で面白かったということでまとめよう。
メインカメラの標準+超広角って取り合わせはものすごく楽しい。特に超広角はなかなか撮ろうと思っても撮れない(望遠はデジタルズームである程度なんとかなるけど、広角はそういうわけにはいかないから)。超広角カメラの画質はさほど高くない(色はいいけどディテールはかなりつぶれちゃう)けれども、そんなこと後回しにしていいと思えるレベルで楽しい。
標準+超広角派か、標準+望遠派(iPhoneやGalaxyはこちら)か……いっそ、超広角・標準・望遠のトリプルカメラ内蔵にしちゃえ、と思う。超広角は楽しいし、望遠はポートレートに向いているし、標準+望遠を使った背景ぼかしもいいしって考えると全部入りって面白いんじゃないかと。
また、18:9のモニターをうまく使って正方形の写真を撮るアイデアもいい。インカメラは……500万画素止まりなのはちょっと残念だったかなというところ。
ジョジョな人はジョジョモデルを、そうじゃない人はノーマルのV30+をどうぞって感じの、楽しめるカメラ機能を持った端末だ。
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