パッとiPhoneのカメラを向けてサッと撮る――それでうまくいくときはまあ良いのだが、花となるとなかなか難しい。
カメラは被写体に近づけば近づくほどピントの合う範囲が狭くなる。つまり、どこにピントを合わせるか撮る側が意識しなきゃいけないわけで、漫然と撮るとこうなっちゃう。
どこにピントが合ってるのか……。大体、放っておくと画面の中心あたりにそれを合わせようとするのである。
では、こういう写真ならどこに合わせると良いのか。ピント合わせの場所に困ったら、とりあえず手前、下から3分の1くらいの所に合わせておくとバランスが良くなる。
手前の花にまず目が行って、奥に向かってふわっと連なってるように見える。こんな風に。
花にグッと近づいて撮るときは、撮りたい所をタップし、必要に応じて明るさを調整して撮るべし。
キレイな写真を撮るにはどうすれば良いか。キレイなものを撮れば良い。
身もふたもない話なわけだが、ぶらぶら散歩していたら、ツツジがきれいだったので撮ったのである。まあ曇っていたから、色はあまり鮮やかじゃないけど。
で、「おお、ツツジの季節だな」と思って、その中の1つにググっと寄ってみた。で、撮った、と。
でも、これ、良く見ると、花びらの縁が枯れてきているし、後ろに隠れてる花びらもいまひとつキレイじゃない。
まあ顔を突っ込んで蜜を吸う分には問題ないのだろうが、見栄えの良い写真を撮りたいなら避けたい。
できるだけ見栄えのする花を探して、それが“映える”ように撮る。
するとこう。
まあつまり、日差しが良い感じに当たっていて、キレイな花を探して、ピントを合わせたい所をタップして撮ろう、ってことだ。
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