ROG Phoneは他社のゲーミングスマートフォンにはない大きな魅力があります。それは豊富な周辺機器。中国のXiaomiが出資するゲーミングスマートフォン「Black Shark」はゲームパッドを用意し快適なゲーム操作を提供していますが、ROG Phoneは4種類もの周辺機器を用意。どれもそろえたくなる魅力的なものばかりです。
「TwinView Dock」は、ROG Phoneを装着できるディスプレイ付きのドッキングステーションです。ROG Phoneと同じ6型で1080×2160ピクセルのディスプレイを内蔵しており、これをセカンドディスプレイとして使えるわけ。まるで2画面のスマートフォンのようになります。2枚のディスプレイそれぞれ別のアプリを動かすことが可能。ゲームによっては上を表示、下をタッチコントローラーとしても使えるようです。
接続はROG Phone左側面の2つのUSB Type-C端子を使います。TwinView Dock側の端子はその2つの端子を一度に接続できる形状になっています。背面には左右にトリガーボタンがあるのでゲームコントロールにも利用可能。3.5mmイヤフォンジャック、SDメモリカードスロットも備えます。また6000mAhのバッテリーも内蔵するので、ROG Phoneの内蔵4000mAhバッテリーと合わせると合計1万mAhにもなります。これだけあれば、給電なしで長時間のゲームもできそうです。
「Gamevice for ROG Phone」は、ROG Phoneを左右から挟んで利用できるゲームパッド。USB Type-C接続なので各ボタンの反応も早く、快適にゲームをプレイできます。十字キーや上部のトリガーボタンなど豊富な操作ボタンを搭載、本体のモーションセンサーと組み合わせ、ROG Phoneを自在に動かしながらゲームプレイが可能です。
装着すると左右にかなり長くなりますが、18:9のワイドディスプレイの表示と相まってゲームへの没入感も高く感じられます。ポータブルゲーム機ではできないような高度なゲームも楽にできるでしょう。ROG Phoneを買ったら真っ先に購入したい周辺機器です。
「Mobile Desktop Dock」は、ROG Phoneにキーボード、マウス、モニターを接続できる拡張機器です。ROG Phoneを上から装着し、USB接続したマウスやキーボードで操作が可能。Bluetoothマウスやキーボードも利用できるとのこと。外部端子はUSB 3.0が4つの他、USB Type-C、HDMI、DisplayPort、3.5mmヘッドフォン、マイク、SDメモリカードスロットなど。専用のアプリ「Game Genie」を使えば、ROG Phoneのタッチ操作をキーボードやマウスに割り当てることもできます。
Mobile Desktop Dockはスマートフォンゲームを大画面で楽しむことができますが、スマートフォンの日常的な使い方にも応用できます。動画を見たりオフィスアプリを使ったりするときなどにMobile Desktop DockにROG Phoneを装着すれば、大型モニターやキーボードを利用できます。ゲーム利用時の周辺機器でありながらも、スマートフォンの活用範囲を大きく広げてくれます。
他にも、ROG Phoneを直接冷やす外付け式の冷却ユニット「AeroActive Cooler」や、ディスプレイ表示を外部モニターにワイヤレス出力できる「WiGig Dock」なども用意されています。AeroActive Coolerはパッケージに付属するということで、買ったその日からROG Phoneでゲーム三昧な日々を送れるのです。
ゲーマーならマストバイ、そしてハイスペックなスマートフォンを求めている人にも必見、さらには合体ギミックを楽しみたい人にも十分遊べる端末、それがROG Phoneといえます。
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