シーンの自動認識が面白かったので、あれこれ遊んでしまった。
ではそれ以外のあれこれをチェックしていこう。
背景ぼかしは「ポートレートモード」で。このモードでは、背景をどのくらいボカすかをスライダーで設定できるようになっている。
調整して撮ったものがこれ。
髪の毛と背景の判別にやや不自然な所はあるが、背景のボケ具合はすごく良い。
もちろん、人物以外の被写体でもポートレートモードを使えば背景をボケさせられる。
続いてインカメラ。ZenFone 5はインカメラでもポートレートモードが使える。
インカメラにすると撮影画面に「美人エフェクト」のアイコンが表示される。ここをタップすると美人エフェクトをオン・オフできる。
デフォルトでは「オフ」なのだが、デフォルトで「オン」にしても良かったのではないかと思う。
通常の撮影とポートレート+美人エフェクトで、ちょいと撮り比べだ。
まず、普通に撮ってみる。
続いて、ポートレート+美人エフェクトで。
さすがにシングル構成のインカメラだと、背景との境界がちょっと怪しいか。
アウトカメラでもボタン1つで美人エフェクトがオンになればいいのにとは思う。ただ、アウトカメラでも美人エフェクトが使えないわけではなくて、別途「美人エフェクト」に切り替える必要がある。ここがもったいない。
インカメラ撮影時、シャッターボタンを上にスライドすると、5秒までのセルフタイマーをかけられる機能もある。これは便利で使いやすい。
ちなみに、ZenFone 5には「プロ」モードもある。これにすると、撮影条件の細かい設定が可能になり、水準器が表示される。
と、Zenfone5のカメラをその特徴を中心に見てきた。
超広角カメラは実に楽しい。
この画角は、風景写真に良い。
花や緑や料理はなかなかキレイに撮れる反面、肌色がやや不安定な点は残念。
今回、日なたや日陰など、いろいろな条件で撮ったが、肌色の発色がちょっと不安定で、「艶やかさに」欠ける所があるのだ。
わたしを含め、人を撮るのがメインなら、望遠系カメラを備えたデュアルレンズモデルの方が良い(一般に人を撮るときはちょっと望遠の方が形がキレイに出るし、背景もボケやすくて向いている)。
ただ、日常の記録や風景撮影に使うなら実に優秀なカメラで、特に超広角レンズの面白さは味わっていいんじゃないかと思う。
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