多摩動物公園は広さを生かした動物展示がウリの一つなのだが、その代表がボルネオオランウータンのスカイウォーク。
11時半になると、上空を張られたロープを伝ってオランウータンが森へ帰るのである。森へ帰る、というと大げさだけど、ほんと、われわれの目の届かない奥の方へ行ってしまうのだ。そこでのんびりと午後を過ごすらしい。
それまでちょっと時間があったのでオランウータンの前で記念に。
マスターAIをオンにしているので自動的に顔を検出して「ポートレートモード」に。
でも、どんなところにいるのかよく分からないよね、となったら超広角。背景が広く撮れます。
さて、そうこうしているうちにオランウータンに動きが! 何とこの塔にオランウータンが上ってからスカイウォークを始めるのだ。こういうのは超広角で撮るとより高く見えるし、全体がどんな感じが分かっていい。
2頭のオランウータンがスカイウォークを始めたので、瞬時に望遠に。まずは3xから。
続いて5xズーム。足で器用にタオルをつかんだまま渡り始めた様子もしっかり記録できている。
広角カメラではこんな感じ。時々広角で撮ると全体の様子が分かっていい。われわれの頭の上をこうして通り過ぎていくのだ。
多摩動物公園を奥にずんずん歩いて行くと、いや上っていくと、といった方が正しいかもしれない、そんな丘っぷりが楽しいわけだが、コアラがいる。
コアラといえばコアラ弁当。もちろんそういうご当地っぽいのを見つけたらいただくのである。開けてびっくり。ごはんがコアラ。思わずガン見して笑っちゃう瞬間を。
では弁当のコアラ部分をアップで撮るぞってんで、3xに。アップにしてもちゃんと「フード」と認識してくれました。さすがマスターAIは賢い。
ちゃんと目や鼻や耳がコアラ。
じゃあ、コアラを見に行くぞ、ということで室内にあるコアラ館を訪れると、コアラは木の間に挟まってお昼寝していました。
5xズームでお昼寝コアラ。
コアラも動物だから昼寝はします。起こしたりしてはいけません。
さて、せっかく動物園に来たのだから、人と動物を一緒に撮りたいよね、ということで、そのコツを伝授したい。
まず、背景ぼかしは使わない。当たり前だけど、動物がボケちゃう。こんな風になっては、何と一緒に撮ろうとしたんだか分からない。
そして、超広角と望遠の写りの違いを意識すること。撮り比べてみよう。
広角から5xの望遠まで順に並べてみた。ターゲットは遠くにいたキリン。0.6xの超広角は、その超広角っぷりを生かして、左に彼女、右にキリンが入るアングルで、全体の雰囲気が分かるように撮るのがポイント。
続いて、1xから5xまで同じように撮ってみた。
彼女がだいたい同じ大きさになるよう撮影位置を変えながら撮ってみたのだけど、違いは一目瞭然だよね。
「望遠にした方が後ろにいる動物が大きく写る」のだ。これは望遠の圧縮効果と呼ばれていて、望遠の方が遠近感がなくなる。つまり「人も動物も大きく撮れる」「動物が近くにいるように撮れる」のだ。これは知っておくとよい。
それから人と動物を上手に左右に配置することかな。つい人を真ん中に置いてしまいがちだけど、左右のバランスは大事。
ここでちょっと動物ネタから離れて、ポートレートモードの話を。
ポートレートモードは背景を自在にボカしたりライティングしたりして、人物をキレイに撮る機能なのだが、これがバージョンアップ。Mate 20 Proでは「ボケの形」を変えられるようになった。
例えば、点光源的なところ(強く光ってたり反射したりしているところ)のボケがハート型になるのである。背景によって出やすさが変わるので難しいけど、光の反射は光の漏れ、後は夜景時の照明などがいい。
さらに、「渦」。ぐるぐるボケなんて言い方もするけど、昔のレンズにこういうボケ方をするレンズがあって、ポートレートを撮ると印象的ってことで、一部で人気。わざとこのボケを再現したレンズも販売されているくらい。
こんなボケになるのだ。ぐるぐるボケって名前をつけたくなるのも分かるでしょう。
最後は「ウロコ」。「レモン型」と言うことが多いかな。ボケの形がレモンに似ているから。これも旧いレンズに顕著に見られるボケ方で周辺部に行くほどボケの形が丸からレモン型になっていくのだ。
さらに、光の効果をプラスできる3Dライティングも進化。フォトブース(これは写真撮影用のボックスで撮ったときのように光が全体に回った感じになる)の他、ステンドグラス、ブラインド、ポップなど背景を光で満たしちゃう機能が付いたのだ。
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