しまえるカメラが魅力的! 撮って試す「OPPO Find X」の実力荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)

» 2018年12月08日 16時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

ポートレートは「縦位置」?

 ではもっといろいろ撮ってみよう。

 OPPOといえばやはり人。

 人にカメラを向けてみると……「縦位置」と表示された。いやカメラは横向きなのだけど……。

縦位置 ちょっとミスして美肌処理の画面になってしまってるけれど、顔を認識すると「縦位置」って表示されてしまう

 えっと、何が起きたかというと、たぶんこれ、英語では「Portrait」と表示されるのだ。

 そもそもPortraitは「肖像画」「人物写真」という意味。肖像画は縦長のキャンバスに描かれることから、縦位置の写真や用紙を縦位置で使うことを「ポートレート」と呼ぶ。一方、風景画(landscape)は横長に描かれることから横位置の写真や用紙を「ランドスケープ」と呼ぶ。

 ということで、カメラアプリを日本語化する際、誤って「縦位置」にしちゃったんじゃないかと想像する。そのまま「ポートレート」とすれば問題なかったと思う。

 これ、早々にアップデートで直した方がよいと思う。まあ、誤訳ですね。

 美肌はレベルを手動でもセットできるが、「AI」にすると自動的に最適なものを選んでくれる。今回、けっこう暗くなってからの撮影なのでISO感度が上がってしまったけれど、肌はきれいに補正された。目がちょっと強くなりすぎてるかな、という気はする。

目にパワーを感じる 目ヂカラが強い!

証明写真にピッタリ(?)な「ポートレート」モード

 背景をボカしたいときは「ポートレート」モードで。

ポートレートモード ポートレートモード

 ポートレートモードではボケとライティングを楽しめる。背景をきれいにぼかすことができるが、ボケ具合のコントロールはカメラ任せだ。

ポートレートモードで撮影 ポートレートモードで撮影

 その代わり、ライティングの種類は豊富。「フィルム調」の他、「モノトーン」や「2色」「キャンバスライト」や「シェイクライト」などが用意されている。

ライト ライティングの種類は豊富
フィルム帳で撮影 「フィルム調」で撮影。プレビュー画像の方がフィルムっぽく見えるかも

 面白いのがキャンバスライト。人物だけを切り出して背景を白いキャンバスにしてくれる。

 背景の意味がねー。いつでもどこでも証明写真が撮れるって時代が来た感がありますな。

キャンバスライト キャンバスライトで撮影すると背景がなくなる

 なお、このポートレートモード、人物以外でも背景をぼかした写真は撮れるけれど、人物じゃないと特殊なライティング機能は使えない。残念。

ぼかして招き猫 ポートレートモードで背景ぼかし招き猫

「ステッカー」も楽しい

 顔検出絡みで遊べる機能がもう1つある。「ステッカー」だ。

 たぶんこれはスクリーンショットがあれば説明は不要かと。まあリアルタイムに写真にステッカーを付与する機能。

ステッカー(その1)ステッカー(その2) ステッカー機能

インカメラはもっと「証明写真」向き?

 ついでにインカメラ。

 インカメラは2500万画素(25M)とメインカメラより画素数が多い。

 インカメラはデュアルではないが、顔認証用の赤外線カメラと赤外線ライトが付いているので、それと合わせて顔を立体的に捉えたポートレートモードを使える。ライティングも使えるが、アウトカメラとは使える効果が一部異なる。

メインカメラ時とはまた異なった照明を使える。これは顔を明るくするフェイスライト
フェイスライトで撮影 日が暮れてきてかなり暗い場所なんだけど、それにしてはしっかりした写り

 これでキャンバスライトを使ったら、自撮り証明写真ができますな。ということでインカメラで。

インカメラでキャンバスライト 自撮り証明写真的な、どこで撮っても背景は真っ白

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