ITmedia Mobile 20周年特集

発表! 2018年を代表するスマートフォンは?スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018(3/4 ページ)

» 2018年12月28日 12時34分 公開

村元氏

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2018 村元正剛氏

 村元氏の配点とコメントは、以下の通りです。

  • HUAWEI P20 Pro:10点
  • HUAWEI Mate 20 Pro:5点
  • Pixel 3:5点
  • OPPO Find X:5点

 2018年は夜景が明るく撮れる機種がたくさんありましたが、最初にそう感じたのがP20 Proでした。Mate 20 Proもすごいですが、P20 Proのインパクトがあったので2番手にしました。

 Pixel 3は発表会で見た時にあまりひかれなかったですが、使うほどサイズ感や心地よさが体感できました。Googleアシスタントが素早く起動できるのも評価の理由です。Pixelが今後、進化していくと、iPhoneユーザーが他機種に乗り換える時に良い選択肢になりそうなので、継続モデルにも期待しています。

 Find Xは先ほど述べたことに加えて、OPPOのデザインや背面の質感が良かったことが評価の理由です。Androidベースの「ColorOS」を搭載しながらも、Googleレンズにもいち早く対応したことが良かったです。Androidのスマートフォンとしてもフル活用できます。

山根氏

 山根氏の配点とコメントは、以下の通りです。

  • HUAWEI P20 Pro:10点
  • Galaxy Note9:7点
  • OPPO Find X:5点
  • AQUOS R2:2点
  • Pixel 3:1点

 P20 Proは、4000万画素の超高画質望遠カメラを搭載しており、カメラの画質は他社を大きく上回ります。スマートフォンで撮影したとは思えない写真を誰もが気軽に撮ることができるのも魅力です。ドコモが販売したことで販路を大きく広げた点も見逃せません。

 Galaxy Note9は、Galaxy Noteシリーズの「大画面」はもはや他社に追い付かれてしまったものの、スタイラスペンにBluetoothを内蔵することで、指先ではできない操作を追加。スマートフォンをペンで操作できる機能は他社にはないアドバンテージです。

 Find Xは、カメラ部分が本体に収納できるギミックだけでも驚きですが、その動きは速く、ライティングの視覚効果もあり、カメラの動作は見ているだけでも楽しい。OPPOは日本参入の年に世界初の機能を搭載したモデルを投入し、日本のスマートフォン市場を大いに盛り上げてくれたメーカーです。

 AQUOS R2は、動画専用の「ドラマティックワイドカメラ」を搭載し、スマートフォンのカメラの在り方に新たな風を吹き込みました。その結果「液晶のシャープ」から「カメラのAQUOSへ」と自社スマートフォンのイメージを大きく変えることに成功したと感じられます。グローバルでも十分競争力のある製品になることでしょう。

 Pixel 3は、Googleレンズの標準搭載やシングルカメラながらも、ボケを効かせた写真を撮れるなど、カメラの可能性をアピールした製品。久しぶりに日本に投入されたGoogleブランドのスマートフォンでもあり、スマートフォンの「未来像」をイメージじさせてくれます。

ITmedia Mobile編集部:

 ITmedia Mobile編集部配点とコメントは、以下の通りです。

  • HUAWEI Mate 20 Pro:10点
  • HUAWEI P20 Pro:3点
  • Galaxy Note9:3点
  • iPhone XR:3点
  • iPhone XS Max:3点
  • AQUOS sense2:3点

 Mate 20 Proはトリプルカメラで広角と望遠の両方に対応したところが新しいカメラ体験につながります。他は決め手に欠けるため、どれも3点としています。iPhone XS Maxは個人的に2018年に買うiPhoneならこの機種ですが、いかんせん高価すぎるので、点数が低くなってしまいました。

 Pixel 3/3Lは、確かにAIを生かしたカメラは素晴らしいと思いますが、逆にそれ以外の特徴が乏しく、10万円ほどの価格帯の割にデザインや質感がいまひとつだったこともあり、今回は配点していません。

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