KDDIの高橋誠社長は2月12日、auサービス用の「ID」「決済」「ポイント」について、2019年夏をめどにキャリアフリー化する方針を明らかにした。実現すると、au以外の携帯電話・固定回線を利用しているユーザーもauサービスを利用できるようになる。詳細は、準備が整い次第発表される予定だ。
auのネットサービスを利用する際は、基本的にau契約者にのみ発行される「au ID」というIDが必要となる。一方、KDDIにはキャリアフリーの「Wow!ID」というIDもあり、これを使うと「ビデオパス」などauのネットサービスを一部利用できる。
方向性としては、au IDとWow!IDを統合し、au契約者でなくてもau IDを取得できるようにした上で、「au PAY」を始めとする決済サービスや「WALLETポイント」を他キャリアユーザーでも使えるようにするものと思われる。
そうなるとau契約者と他キャリア契約者との「差別化」が気になるところだが、NTTドコモにおける「dアカウント」「dポイント」と同様に、「回線契約とひも付くサービスの利用」や「ポイントの付与チャンス」において差を設けるものと思われる。
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