MobvoiがWear OS搭載「TicWatch」2機種を発売 税込2万円前後で水泳対応

» 2019年03月12日 13時55分 公開
[井上翔ITmedia]

 中国Mobvoi(モブボイ)は3月12日、Wear OS by Googleを搭載するスマートウォッチ「TicWatch E2」と「TicWatch S2」を発売した。同日から同社のWebサイトとAmazon.co.jpで同日午後12時から購入できる他、4月12日からビックカメラの店頭でも販売を開始する見通し。標準価格はE2が1万8999円、S2が2万2199円(共に税込)となっている。

TicWatch E2とTicWatch S2 TicWatch E2(左)とTicWatch S2(右)
TicWatch E2とTicWatch S2 標準価格

 両モデルは5気圧防水に対応。ラップタイム、スピード、SWOLF(※1)といった水泳における主要な運動指標を記録できるようになっている。「TicMotion」と呼ばれるAIアルゴリズムを搭載してワークアウト認識も自動化しており、明示的にアプリを開くことなくランニングや睡眠をモニターすることもできる(※2)。

※1 「Swim+Golf」の略。25mプールで泳いだ際に「かかった時間」と「ストローク(水かき)した回数」を合算した値のことを指し、数値が低いほど効率良く泳げているということになる(スコアが低いほど良いということで「Golf(ゴルフ)」が付いている)
※2 TicMotionは「TicExercise」(運動計測)アプリの更新を適用すると利用可能になる(近日配信予定)

スイミング対応 水泳(スイミング)時のアクティビティ計測にも
TicMotion AIアルゴリズムでワークアウトの認識を自動化した「TicMotion」。ソフトウェアを更新すると利用できる

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon Wear 2100」。最新の「Snapdragon Wear 3100」をあえて採用しなかったのは「(プラットフォーム的に)成熟している」(担当者)ことと、「専門的なユーザーでない限り、動作面で有意な差を感じない」(同)ためだという。

 メインメモリは512MB、ストレージは4GBを備える。ディスプレイは1.39型の円形有機EL(400×400ピクセル)を搭載している。

 バッテリー容量は415mAh(ユーザー交換不可)で、連続稼働時間は最大2日間(メーカー公称値)。充電は専用のアダプターを介してUSB電源で行う。節電機能として、時計表示に特化した「Time Onlyモード」も備えている。

ディスプレイ ディスプレイは円形の有機EL(写真はTicWatch E2)
Time Onlyモード バッテリー持ちを改善する「Time Onlyモード」

 無線通信はWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 4.1に対応している。測位衛星はGPS、GLONASSに加えてBeidouを使えるようになった。センサー類は「加速度」「ジャイロ」「心拍(光学式)」「低遅延オフボディー」を搭載している。

裏面 裏面には光学式の心拍センサーと外部接続(充電)用のポゴピンがある(写真はTicWatch C2)

 ボディーサイズはE2が46.9(幅)×52.2(高さ)×12.6(奥行き)mm、S2が46.6(幅)×51.8(高さ)×12.9(奥行き)mmで、いずれも22mm幅の時計バンドを装着できる。

 S2については耐水性能に加えて「MIL-STD-810G(MIL規格)」に準拠した耐圧、耐熱、防湿、耐塩、防塵(じん)、耐衝撃性能を有している。

C2 MIL規格に準拠したタフネスさを備えたTicWatch C2。その他のスペック面においてはE2と変わりない

直販購入するとスマートバンドもプレゼント(3月17日まで)

 Mobvoiでは、3月17日まで両モデルを購入したユーザー全員にスマートバンド「TicBand」(日本未発売)をプレゼントする。

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