続いて、Android 10を搭載する「Google Pixel 4」のSIMロックフリーモデルで試してみました。電波ピクトには「×」のマークが付きましたが、ネットワークの設定画面を確認すると「モバイルネットワーク」の欄には「Rakuten」という表示が。しかし、電話は発信できず、データ通信も開通できません。
「APN」の画面を開くと、「Internet」と「Tetherring」というプリセット項目が表示されましたが、どちらを選択しても、つながりませんでした。HUAWEI P30 liteと同じAPN設定も追加してみましたが、Pixel 4ではデータ通信を開通できませんでした。
筆者は、楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)のSIMと一緒に買った「OPPO Find X」というSIMロックフリースマホも所有しています。楽天が自社回線に対応させることを予告している機種です。
楽天のSIMを挿してみると、電波ピクトが表示されました。もしかしたら、そのままつながるのでは? と期待したのですが、ブラウザを起動すると「インターネットに接続できない」という表示が……。APNは自動で「楽天(rakuten.jp)」が選択されていましたが、ネットには接続できませんでした。
結論を言うと、電話はどの機種でも利用できず。楽天モバイルが対応製品とする機種ではないと、通話はできないのでしょう。
SIMを挿すだけでデータ通信ができたのは、iPhone 11のみ。APNを自動で設定するとデータ通信ができたのがHUAWEI P20 liteです。
2020年春に本格的なサービスが始まったとしても、SIMだけ買って、自分が所有しているSIMロックフリースマホに挿して使うというのは難しいのかもしれません。
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