KDDIと沖縄セルラー電話は12月26日から、ケータイ(フィーチャーフォン)とWi-Fiルーター向けの新料金プランを提供する。2020年1月から改正電気通信事業法と関連する総務省令やガイドラインがスマートフォン以外の端末にも本格適用されることを見越した措置で、これに伴い、12月25日をもって既存のプランやデータ定額サービスの新規受付を終了する。
(記事中の価格は全て税別)
4G LTEケータイ向けの新料金プランは「ケータイシンプルプラン」「ケータイカケホプラン」「VKプランS (N)」「VKプランM (N)」の4つ。
ケータイシンプルプランとケータイカケホプランは、音声通話、データ定額とネット接続サービス(LTE NET)がセットになったパッケージプランとなっている。ケータイシンプルプランは月間100MBの高速データ通信容量が付帯し、通話は従量制(30秒当たり20円:※1)。ケータイカケホプランは月間1GBの高速データ通信容量が付帯し、国内通話が時間無制限でかけ放題となる(※2)。
両プランの「2年定額N」適用時の月額料金は以下の通り(非適用時は月額170円増し、以下同)。
VKプランS (N)とVKプランS (N)は「VKプランS」「VKプランM」の後継プランで、2年定額Nを適用可能としたものだ。ネット接続サービスとデータプランは別途契約する形となる。
両プランの2年定額N適用時の月額料金は以下の通り。
これらに加え、ネット接続を利用する場合はLTE NET(月額300円)、データ定額を利用する場合は「ダブル定額(ケータイ)」(月額500〜4200円)の料金が加算される。
ジュニアケータイ(mamorinoシリーズ)向けの新料金プランは「ジュニアケータイプランN」と「mamorino WatchプランN」の2つ。プラン申し込み時点で利用者が小学生以下の場合に契約できる。
ジュニアケータイプランNは「ジュニアケータイプラン」の後継プランで、2年定額Nを適用可能としたものだ。12月23日時点では「mamorino5」「mamorino4」に対応している。2年定額N適用時の月額料金は500円で、通話は従量制(30秒当たり20円:※1)だ。
mamorino WatchプランNは「mamorino Watchプラン」の後継プランで、2年定額Nを適用可能としたものだ。12月23日時点では「mamorino Watch」のみが対象となる。月額料金は988円で、通話は従量制(30秒当たり20円:※1)となる。ただし、毎日午前1時から午後9時までは、au携帯電話宛の国内通話は無料で利用できる。
(※1)衛星船舶電話への通話は30秒当たり50円。着信側が通話料金を定めている電話番号(「0570」「0180」で始まる電話番号など)宛の通話は、着信側が定める通話料金がかかります
(※2)※1で挙げた通話先を含め、対象外の電話番号があります
Wi-Fiルーター向けには、全てのWiMAX 2+ルーターで加入できる「モバイルルータープラン」と、据え置き型のWiMAX 2+ルーター(WiMAX HOME/Speed Wi-Fi HOMEシリーズ)専用の「ホームルータープラン」が新設される。いずれも2年契約Nを適用した場合の月額料金は4292円で、「ハイスピードモード」(WiMAX 2+ネットワークのみ用いるモード)では月間容量無制限(※3)、「ハイスピードプラスエリアモード」(WiMAX 2+に加えてau 4G LTEネットワークも用いるモード)では月間7GBまで利用できる。
ホームルータープランは「auスマートバリュー」にひも付けるインターネット回線(auスマートポート)として指定できる他、一定の条件(※4)を満たすとハイスピードプラスエリアモードで利用できる月間容量が30GBまで拡張される。
(※3)直近3日間の通信容量が10GBを超過した場合は混雑時間帯(午後6時〜翌日午前2時まで)に速度制限あり。ハイスピードプラスエリアモードの月間通信容量を超過した場合は、ハイスピードモードも含めて当月末まで上下最大128kbpsの通信速度制限あり
(※4)ホームルータープランを「固定代替サービス」(auスマートバリュー対象の光回線やCATV回線の代用)として契約した場合
12月25日で新規受付を終了するプランやデータ定額は以下の通り。同日までに申し込んだものについては、12月26日以降も引き続き利用できる。
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