ソフトバンクが3月30日、LINEモバイルを完全子会社化することを発表した。同日開催の取締役会にて、LINEモバイルの全株式を取得し、完全子会社化することを決議した。さらに、LINEモバイルをソフトバンクに吸収合併することも、引き続き両社間で協議を進めていく。
LINEモバイルはMVNOサービス「LINEモバイル」を提供しており、LINEをはじめとするSNSや音楽サービスのデータ容量を消費せずに利用できることを特徴としてきた。一方、ソフトバンクは3月にオンライン専用ブランド「LINEMO」の提供を開始し、LINEを軸とした通信サービスはLINEMOにシフトしていく。LINEモバイルのサービスは引き続き利用できるが、3月31日11時で新規申込を終了する。
LINEMOもLINEのデータ容量を消費せずに利用できる他、LINE上で申し込みができることを特徴としている。2021年3月のLINEとZホールディングスの経営統合を契機に、ソフトバンクとLINEが協議をしたことでLINEMOが実現。LINEモバイルの子会社化もその一環として行われる。なお、LINEMOはMVNOではなくソフトバンクがMNOとして提供する。
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