αDATA【あるふぁでーた】

【国内記事】 2001年5月28日更新

 αDATAは,DDIポケットが提供するデータ通信の規格名である。αDATAには現在,以下の3つの種類がある。

  • αDATA
  • αDATA32(=αDATA+PIAFS1.0)
  • αDATA64(=αDATA32+PIAFS2.1)

 また,αDATA自体にも3つの通信方式が存在する。

  • 無線モデム(14.4k)
  • 無線FAX(14.4k)
  • 無線インターネット(ISDN32k同期PPP)

 αDATA対応のPHSとデータ通信カードを利用することで,これらの全てのアクセスポイント(機器)への接続ができるようになる。無線モデムや無線FAXはアナログ回線,無線インターネットはISDNへの接続になるが,このプロトコル変換は基地局内部で行われている。

 つまりαDATAを使ってモデムによる通信を送信している際に,接続している基地局から遠ざかってしまったら,この通信は途絶えてしまうわけだ。αDATAの通信が移動に弱いとされていたのは,こうした理由からである。

 一方PIAFSは通信中のハンドオーバーをサポートしているので,移動しながらのデータ通信も可能である。むしろエラー再送処理などによって,通話時のような音声の途切れがあってもデータ通信そのものには影響がないことから,PHSのメリットがよく現れている。

 ベストエフォート式の64kPIAFS(Ver2.1)が加わったαDATA64では,基地局ではなくDDIポケットのネットワーク上にあるプロトコル変換装置(PTE)を使うことで,ISDN64k同期PPPのアクセスポイントに接続することも可能になった。ほとんどのプロバイダはISDNに対応しているため,PIAFSのアクセスポイントがなくても接続はこれで可能になる。ただしPTEに接続する場合は,5円/分の課金が別途加算される。

[江戸川,ITmedia]

関連リンク
▼ DDIポケット αDATA64

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