PDA【ぴーでぃーえー】
PDA(Personal Digital Assistance)は,携帯情報端末のことであり,片手で扱えるサイズのデジタル機器の総称である。ただし電卓や電子辞書,翻訳機,メール端末など単機能のものはPDAとは呼ばれない。 PDAの条件として,スケジュールやアドレスなどの個人情報を管理するPIM(Personal Information Manager)機能を搭載していることが必須で,携帯電話やPHSを接続することによるメールの送受信やWebの閲覧など,通信機能を兼ね備えていることも多い。 代表的なPDAにはシャープの「ザウルス」や,コンパックの「iPAQ」でおなじみの「PocketPC」,Palm OSを採用したソニー「CLIE」,ハンドスプリング「VISOR」などがある。 OSにEPOCを採用した「PSION」は,どちらかといえばパソコンと同じキーボード製品だが,コンセプトそのものはPDAである。一方,Windows OSの流れとなる日本ヒューレットパッカードのH/PC(Windows CE)「Jornada」は,PDAと呼ばれることはあまりない。同じカテゴリーに属する同社の「HP200LX」などがこれまでPDAと呼ばれていたこともあるなど,単に本体サイズだけの問題ではないようだ。また,腕時計サイズのセイコーインストゥルメントの「Raputer」はPDAと呼ばれず,PDAという言葉の定義自体がまだ流動的でもある。 PDA内に通信機能(ハードウェア)を搭載した製品もいくつか存在する。現在は発売されていないが,PDAにPDCを内蔵させたものがNTTドコモの「ピーターパン」だ。同様にPHSを内蔵させたPDAに,松下の「ピノキオ」や東芝の「GENIO」などがあった。 いずれもPDA本体で通話もできるというのがセールスポイントだったが,市場では受け入れられず早い時期に姿を消している。現在は,NTTドコモ「エクシーレII」やIBM「WorkPad」(8602-31J)など,非通話系データ通信を内蔵したPDAが登場している。 [江戸川,ITmedia] 関連リンク Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |