DLP【でぃーえるぴー】

【国内記事】 2001年8月20日更新

 DLP(DoCoMo Location Platform)は,NTTドコモが中心となり200社以上が参加するDLPコンソーシアムで検討された,位置情報を扱うための共通プラットフォームである。DLPは,位置取得方法の異なるGPSやPHSのそれぞれにおいて,位置の確定や位置の保存,第三者の位置取得など,位置情報の管理及び交換を行うことができる。DLPではLISAP(Location Information Service Application Protocol)という通信プロトコルが利用される。

 NTTドコモでは,このDLPを業界内で推進,かつ実際のビジネスに発展させるため,三井物産,日本電気,セイコーエプソンら5社と共同で,位置情報の専門会社「ロケーション・エージェント」を設立している(2000年7月の記事参照)。

 DLPに対応した製品としては,DoPa通信機能を内蔵したPocketPC「CASSIOPEA」(カシオ計算機)と,CFカード型GPSアンテナ「Gpstar」(日本無線)を組み合わせたものなどが既に実用化されている。

 また,東芝,ビデオリサーチ,アルプス電気など4社で設立された「東芝ロケーションインフォ」も,位置情報サービスを専門に扱う会社であるが,DLPを利用しているわけではない。こちらはDDIポケットの「feelH"」を中心に,GPS,携帯電話などを応用した位置情報応用サービスや,ハード,ソフトなど展開していく。

Photo
図版:http://www.dlp.gr.jp/imag/DLP01-2.JPGより(拡大画像

[江戸川,ITmedia]

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