ハーフレート【はーふれーと】

【国内記事】 2001年11月19日更新

 デジタル携帯電話の日本標準規格であるPDC方式では,1つの無線チャンネルを複数のユーザーが時間を区切って同時に使用する。これを時分割多元接続(TDMA)と呼ぶ。ちなみにcdmaOneやFOMAは,符号分割多元接続(CDMA)という方式をとる。

 かつてのPDCでは,同じ帯域幅を3つに時分割して利用していた。しかし加入者増に伴い,単位周波数あたりの通話チャンネル数を稼ぐ必要が発生した。そこで導入されたのがハーフレート(PSI-CELP)方式であり,同じ帯域幅を6つに時分割して利用することとなった。かつての3つに時分割する方式はフルレート(VSEL-P)と呼ぶ。

 ハーフレートは,1人のユーザーが送受信できる時間あたりの音声データがどうしても少なくなる。このため音質は非常に悪い。PDC携帯電話の使用者との通話中によく聞こえる「ギョロギョロ…」という,うがいのような音はハーフレートならではの音である。

[監修:江戸川,ITmedia]

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