FOMAのビジュアルタイプ,貸し出しに1カ月の遅れFOMA試験サービスに使われるビジュアル端末が端末ソフトウェアの不具合のため貸し出し延期となった。予想通り,FOMA端末の開発は難を極めるようだ。
NTTドコモは5月25日,FOMAの試験サービスの端末を,5月30日より順次モニターに貸し出すことを発表した。モニター台数も当初の4000台から500台増やし,4500台とした。 ただし,スタンダードタイプ,ビジュアルタイプ,データタイプのうち,ビジュアルタイプについては端末ソフトウェアの再調整が必要なため,貸し出し開始を6月末を限度に延期した。 早くから開発に力を注いでいたFOMAサービスでも,端末ソフトウェアの不具合が発見された。最近の携帯電話アプリケーションのソフトウェア開発の難しさを端的にあらわしている。 もしも5月30日から本サービスを開始していたら,大きな騒ぎになっていた事態だ。「最近のiモード端末の不具合などの状況をみて試験サービスに変更した」(NTTドコモ立川啓二社長)という危惧は,見事に的中した。FOMA本サービスの延期は,英断だったといえる。 最もモニター台数が多いのはデータタイプまた3種類の端末のモニター台数も発表された。最も多いのはデータタイプで,個人法人合わせて1900台。またビジュアルタイプについては,個人モニターに700台が割り当てられたのに対して,法人モニターには500台となっている。
[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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