バイオと携帯電話,Bluetoothでつないでみました(1/2)

Bluetoothを内蔵したcdmaOne端末「C413S」とバイオSRを使って,実際にインターネットへのダイヤルアップを試してみた。これはもしかしてかなり便利かもしれない。

【国内記事】 2001年6月4日更新

 auからもうじき登場するBluetooth内蔵携帯電話「C413S」(5月17日の記事参照)を利用して,インターネットアクセスを試してみた。接続したのは,ソニーのノートPC「バイオSR PCG-SR9G/K」だ。

 両製品ともBluetoothを内蔵しているため,ケーブルなどで接続する必要なく,バイオから携帯電話を利用してインターネットへダイヤルアップできるのである。

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最新機種以外はアップデートが必要

 C413Sとバイオを接続するには,バイオのBluetoothドライバとBluetoothユーティリティである「BlueSpace」のアップデートが必要になる。アップデータはC413Sの発売時期にソニーから提供される予定だ。

 現在のところ,C413SとBluetoothを使って接続が可能なのは,以下の4種類のバイオに限られる。

C413S対応ノートPC(5月現在)
バイオノートSR PCG-SR9M/K,SR9G/K
バイオC1 PCG-C1VSX/K,C1VRX/K

*バイオノートSR PCG-SR9M/K,バイオC1 PCG-C1VSX/Kに関しては5月17日の記事参照
*それぞれのバイオでBluetooth機能のアップデートが必要

慣れれば簡単? ダイヤルアップの手順

 C413Sとバイオを使ってダイヤルアップアクセスを行う際の手順は以下のようになる。

 まず,バイオのBluetoothの電源を入れる。バイオ起動時にはBluetoothの電源は入っておらず,電源が入っているときはサスペンドや休止状態に入れないのは少々不満。

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今ひとつレスポンスの良くないBluetoothの電源スイッチ。ぜひサスペンドや休止状態にも対応してほしい

 続いてC413Sを操作する。メニューから「マイセレクト」-「Bluetooth」-「ダイヤルアップネットワーク」と選択すると,Bluetoothが起動して接続待ち状態に入る。こう書くと面倒そうだが,実際は待受け画面からセンタージョグを4回押すだけでいい。画面を見る必要もなく操作できるはずだ。

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Bluetoothは常時待受け状態にはなっておらず,簡単な操作を行って待受け状態にする必要がある。常時待受け状態にしないことで,消費電力の削減を図っている

 次に,バイオのBluetoothユーティリティ「BlueSpace」を立ち上げる。右側の接続先がC413Sになっていることを確認したら,中央のモデムボタンを押す。即座に接続が行われ,BlueSpace上でアニメーションが動き始める。

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 これでBluetooth接続は確立されたので,次にダイヤルアップを行う。あらかじめ設定しておいたダイヤルアップ接続を実行すれば,インターネット接続が開始される。

 こう書くとけっこう面倒な印象を受けるかもしれないが,実際のところは数秒で操作は完了する。しかも,一回接続すればあとは接続したままでいい。ケーブルを抜き差しする必要もないし,インターネットへの接続時間を気にしてこまめに切断と接続を繰り返す必要もない。

 ここに“ケーブルレスとパケット通信”のメリットがある。

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