「SO503i」,改善機はどこが変わった?

この週末に「SO503i」を交換するユーザーも多いだろう。改善機はどこが変わったのか,交換時の注意は?

【国内記事】 2001年6月15日更新

 6月13日から,不具合のあったNTTドコモの「SO503i」の回収,交換が始まった(6月12日の記事参照。交換となった直接の理由は,iアプリ関連のソフトウェアのバグだが(5月11日の記事参照),その直前にもSO503iは“液晶につく傷”などの理由で,希望者に交換を行っている(4月23日の記事参照)。

 大きく分けでも,SO503iには3種類のバージョンがあるわけだが,どこがどのように変わったのだろうか。

見て分かるのはボディのすき間

 SO503iの3つのバージョンはそれぞれ以下のような違いを持っている。

バージョン 登場時期
発売当初 3月9日
液晶,スピーカー改良機 4月18日
ソフトウェア改善機 6月13日

 NTTドコモによると,2番めの「液晶,スピーカー改良機」は,出荷されてすぐに留守番電話機能に不具合が見つかったが,直後にiアプリ関連のバグが見つかったため販売停止。5000台程度が出回ったに過ぎないという。

 改善機では,まず液晶に傷がつかないようボディのすき間に改良が行われた。

Photo
左が13日に交換した改善機,右が発売日に購入したままのSO503i。よくよく見ていただきたいが,液晶とダイヤルボタンとのすき間が微妙に増している

 もう1つ,気になるのは着信音について。SO503iでは「着信音が小さくて聞こえない」という不満が頻出していた。

 改善機と不具合機を比べると,明らかに音の質が違う。改善機では,音が全体に低音にシフトしているようだ。その結果,音が聞き取りやすくなったのは確か。しかし,鳴る音自体が変わっていることには注意したい。「スピーカーの出力などを変更したわけではなく,周波数特性を変えた」(NTTドコモ)

 そしてもちろん,iアプリのセキュリティバグが改善されている(5月14日の記事参照)。

交換の前にはメモリ内容のバックアップを忘れずに

 毎度のことながら,不具合であっても“交換”した場合は多くのメモリ内容が消えてしまう(3月2日の記事参照)。端末に残るのは,アドレス帳の内容とブラウザのBookmarkのみ。ただし,サーバ側で管理している「iモードメールアドレス」「登録したマイメニュー」などは残っている。

 受信したメールや,メモ帳,登録したスケジュール内容も消えてしまうので,交換する際には書き写すか,携帯電話メモリ管理ソフト(5月21日の記事参照)などを利用して,バックアップを取っておこう。

 また,交換ではなく修理を選択すれば,メモリ内容には変わりなく改善機と同等品となる。修理にかかる期間は2〜3週間だ。

[斎藤健二,ITmedia]

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