写真で見る,FOMA P2101V──ビジュアル端末試験サービス開始から1カ月遅れ,テレビ電話とM-stage visualという“FOMAらしい機能”を備えた「P2101V」の提供が開始された。写真を中心にP2101Vを見ていこう。
6月25日,FOMAのビジュアル端末「FOMA P2101V」の提供が開始された。テレビ電話機能に加え,M-stage visualにも対応しているという豪華端末P2101Vを,写真を中心に見ていこう。 やはり大柄なボディ外観は“大柄な折りたたみ携帯電話”といったところ。重さは150グラムと,最近の折りたたみ型携帯が100グラムを切っているのを考えると重い。ただし「FOMA N2001」同様に見た目より軽く感じる。 折りたたんだところ。同じく松下通信工業が製造する「P503iS」などと同じ流れを汲むデザインだ。アンテナは内蔵されており,近未来的な印象を受ける。左側面には赤外線ポートも搭載されているが,試験端末では使用できない。ただし,内蔵ソフトのメニューには「Ir受信」のほかに「Data受信」という項目もあり,何かを期待させる。 P2101Vの特徴の1つは,11万画素のCMOSセンサーを内蔵し,写真が撮れること。同じく11万画素のカメラを内蔵しているJ-フォンの「J-SH07」と並べてみた。液晶も含めて各部が一回り大きいのが分かる。
J-SH07と背面を比較。P2101Vのカメラは,ちょうつがい部分に内蔵され,262.5度回転する。J-SH07と違い,写真を撮るだけでなく,テレビ電話機能を利用する際に自分を写すためにも使われるためだ。ただし,ちょうつがい部分は写真を撮るには少々不便な位置。指などがレンズにかかってしまわないように注意する必要があった。 内蔵のカメラを手元に向けてみた。十字ボタンの左右に付いているのは,新設された「TV電話ボタン」と「シャッターボタン」。 厚みはどうだろうか? 今度は「N503i」と側面を比べてみた。さすがに圧倒的に厚い。特に液晶部が膨らんでおり,手に持ったときのバランス感は独特。“頭が重い”という印象だ。 テレビ電話を行うには,液晶部側面のコネクタに,専用のイヤホンマイクを接続する。テレビ電話は,本体内蔵のマイクとイヤホンでは行えないようだ。 卓上ホルダは半透明で,三脚穴も取り付けられている(右)。端末の取り付け部分にはフックが付いており,壁などに卓上ホルダを設置することも可能だ。 高精彩で発色の良い液晶P2101Vの液晶は非常に高精彩かつ大型だ。サイズは2.2インチで,J-SH07やN503iに比べても大きさが際立っている。表示文字数も,全角漢字で,13文字×11行の143文字が表示可能だ。表示フォントを縮小設定すると,さらに表示文字数は増える。 圧倒的な高解像度が分かるのがこの写真。横120ピクセルのJPEG画像を表示したところ,J-SH07とN503iでは横いっぱいいっぱい。P2101Vでは,かなり余裕がある。ただし,iアプリなどではこの高解像度に対応できているものは一部だ。 連続待ち受け時間は,30時間P2101Vのバッテリーはリチウムイオン電池で,容量は690mAh。503iシリーズ最大だった「SO503i」の680mAhよりもさらに10mAh多い(5月1日の記事参照)。しかし,連続待ち受け時間はたったの30時間。N2001も35時間であり,FOMAの待ち受け時間はかなり厳しいようだ。
P2101Vの場合,FOMAカード(5月30日の記事参照)は電池の下に設置されている。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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