あなたがどこにいるか知っているiモードコンテンツ登場NTTドコモは6月28日,携帯電話から自動でユーザーの位置情報を把握し,現在地にもとづくエリア情報を配信する「iエリア」サービスを開始した。
NTTドコモは6月28日,iメニュー内に現在地に応じたエリア情報コンテンツが配信されるサービス「iエリア」を,7月2日より全国で開始すると発表した。現行のiモード対応携帯電話から利用が可能だ。 これにより,たとえばコンテンツプロバイダが持つデータの中から,近くにあるレストランなどを自動で絞り込んで表示させることができる。 7月2日開始時点で6コンテンツがサービス開始を予定しており,iエリアとしてのサービス料金は無料。ただし利用するメニューにより別途情報料が必要となる。 iモードメニューサイト内の「iエリア」でオープンが予定されているコンテンツは,以下のとおりだ。
これまでのiモードサイトとどう違う?これまでも地域を検索し,特定の地域情報を表示させることは可能だった。しかし今回のサービスはユーザーが今,どこにいるかが自動で判別され,現在地の入力の手間なくエリア情報を取得できる点が新しい。 「携帯電話というのはそもそも料金徴収の都合上,今どこにいるか,どの基地局と交信できる状態にあるか常に把握されている。」(NTTドコモ) 本サービスではこの位置情報が利用されている。全国を400以上のエリアに分割し,その精度でユーザーの現在地を特定,対応する情報を配信する。もちろん従来どおり,見たい地域を選択して情報を取得することも可能だという。 位置情報を特定されるとなるとプライバシーの問題が多少気にかかるところではあるが,「精密にユーザーの位置が分かるわけではなく,だいたいの地域が分かる程度。(コンテンツプロバイダ側にもこの情報は流すわけだが)それほどプライバシーに関わるような情報ではないと考えている」(NTTドコモ) ほかのキャリアの位置情報はサービスは?今回サービスに使用される位置情報は,実はほかのキャリアでも既にサービスに利用されている。たとえばJ-フォンではユーザーの位置情報を把握する「ステーション」というサービスが用意され,現在地を特定できるほか,現在地に対応した情報が配信されるようになっている。 またKDDIでは「EZ ナビゲーション」というサービスが展開されており,「Where am I ?」で現在地が分かるほか,今いるところから目的地までのルートを乗り物・徒歩など詳しく道案内してくれる「ドアtoドア@ナビ」といった機能もついている。 これまでドコモはPHSの位置情報サービスを行っていたが,携帯電話の位置情報は積極的にサービスに利用していなかった。しかし今回のサービス開始により,位置情報を利用したコンテンツがiモードにも登場することになる。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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