写真で見る「D503iS」

“アンテナ内蔵”という珍しい折りたたみ型携帯電話「D503iS」の各部を写真でチェックしていこう。

【国内記事】 2001年9月25日更新

 NTTドコモが9月20日に発売した「D503iS」。“アンテナの飛び出ていない折りたたみ型”というFOMAを彷彿とさせるデザインと,透明感あふれるボディカラーが特徴だ。また「D503i」と同じく「ATOK Pocket」も搭載ている。

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大柄だが収まりのいいボディ

 今回写真で紹介するのはピュールグリーン。ボディを閉じたときには上面のほとんどが半透明のパーツに覆われる。好みが分かれるところだろうが,従来の携帯電話,特に「N503i」などとは異なった,柔らかなイメージを持っている。

 ご覧のとおり,伸びるアンテナは付いていない。説明書によると,飛び出している部分にアンテナが内蔵されており「手でおおわないようにしてください」と記述してある」。外側がすっきりしているため,ポケットや鞄への収まりはいい。

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背面には着信メロディのスピーカーとドコモのロゴが。重さや厚さよりもデザインを重視した端末のような印象を受ける。ストラップ用の穴は背面右上部に空いている。「N503iS」や「F503iS」とは上下が反対だ

 ちなみにバッテリーは「D503i」と同じようにリチウムポリマー電池。容量も650mAhと同じだが,形状は異なる。

すべてが大きめのつくり

 ダイヤルキーの基本的な配置はD503iと同じ(3月16日の記事参照)。これまでフリップのふたに配置されていた「iモードボタン」と「iアプリボタン」が下部に配置されているのが異なる。この2つのボタンがスクロールボタン代わりになってくれたりするとありがたいのだが,機能もD503iと同じようだ。

 「イージーセレクター」と呼ばれていた十字キーは,見た目こそ似ているがタッチが大きく変わった。ちょうど“左右に押せない「P503iS」の十字キー”といった感じ。

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ダイヤルボタンの大きさは,503iシリーズの中でも最大級。画面の文字の大きさとも相まって,指や眼に優しい端末になっている

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「N503i」と並べてみた。D503iSの大きさがよく分かる。アンテナが飛び出ていない代わりに,上部が出っ張っている

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上部の出っ張りを除くと,ダイヤルキー部分の面積はN503iと同じくらい

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背面のイルミネーションは7色に設定可能。iモードマークの背面がiの形に光るという凝ったつくりだ

 液晶は4096色の半透過型TFD液晶。対角線実測で51ミリあり,N503iなどと同等だ。ただし解像度はD503iと同様に,ほかの携帯よりも大きめ。

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「F503iS」(右)と並べたところ。文字が大きいのが分かる

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「F503iS」(右)と並べて,同じ256色のGIF画像を表示させた。横120ピクセルのため,右側が空いてしまっている

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6万5536色のTFT液晶を搭載したJ-フォンの「J-SH07」(右)と並べてみた。発色のよさではD503iSはTFTにひけをとらない。明るく見えるのはバックライトが明るいため

ソフトウェアはほとんど変更なし

 詳細まですべてを確認したわけではないが,D503iからソフトウェアに大きな変更点は見当たらなかった。グラフィック満載のカラフルなメニューの,反応が少々鈍いところも変わっていない。Webブラウザも同じく,Table表示は可能だがJPEG画像は表示できない。

 ただし折りたたみ型になったことで,iモードやiアプリへのアクセスが簡単になった。D503i自体のソフトウェアはもともと完成度が高く,キャラクターアニメーションなどのカスタマイズも可能。これまで“フリップタイプだから……”という理由で三菱製端末を敬遠していたユーザーには,強力な候補になるはずだ。

[斎藤健二,ITmedia]

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