「iモーション」の概要が明らかに──“青いFOMA”年内にサービス開始を予定しているFOMAの動画クリッピングサービス「iモーション」の概要が明らかになった。最大100KバイトのASFファイルを使い,30秒の動画,100秒程度の音楽再生が可能になる。
東京国際フォーラムで10月30日,「モバイル・ビジネス2001」が開催され,NTTドコモの夏野剛氏が講演に立った。講演では「最大100KバイトのMPEG-4」ファイルサイズ,「動画なら最大30秒,音声なら最大100秒程度」といったFOMAの動画クリッピングサービス「iモーション」の概要が明らかにされた。
青いFOMA──ファイルサイズは最大100Kバイト夏野氏は未発表の“青いFOMA端末”を手にして登壇。年内にサービス開始を予定しているFOMA向け動画クリッピングサービス「iモーション」について概要を説明した。 「動画そのものに価値があるわけではない。コンテンツとしては追加機能」と,夏野氏はiモーションの位置付けを説明。待ち受け画像や着メロ,Javaといったこれまでのiモードのダウンロードサービスの延長線上にiモーションがあることを強調する。 ニュースサイトでテキスト情報を読み,必要ならばその先にある動画をダウンロードして視聴したり,写真集サイトで静止画コマ送り+音声でプロモーションを行う,あるいは音声のみを提供して音楽のプロモーションを行うといった活用例が示された。 提示されたスライドによると,iモーションの動画ファイルはM-stage visual同様「ASFファイル」形式。圧縮方式には携帯機器向けのデファクトスタンダードのMPEG-4を使う。特殊なサーバを必要とするわけではなく,ファイルはコンテンツプロバイダのサーバに置けばいいようだ。 ファイルサイズは予告されていた通り最大で100Kバイトの予定(3月9日の記事参照)。音声付き動画ファイルなら30秒程度,音声のみなら100秒程度の視聴が可能になるという。FOMAで100Kバイトのファイルをダウンロードした場合の試算料金も示された。
講演では新FOMA端末を使ったiモーションのデモンストレーションも行われた FOMAユーザー,既に1万人10月1日に本サービスが開始されたFOMAだが,夏野氏によると「サービス開始から1カ月で,もう1万人以上が利用している。来年3月には15万人を予定している」という。 FOMA端末は年内にiモーション対応端末が発売され,来春にはM-stage visual,music対応機,PDA型などが登場する予定になっている。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |