携帯電話契約数が8000万突破〜1月契約者数速報
携帯電話単体の契約数が8000万台を突破した。月間契約者数のトップはau。ドコモは10万を割り込み、3位に転落した。auはBREW端末が200万を突破、カメラ付き端末も1000万台を超えた。
電気通信事業者協会(TCA)は2月6日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2004年1月の契約数を発表した。携帯電話契約数は34万1600増えて、8012万8800。
グループ名 | 2004年1月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 6万3700 | 4542万9600 |
au(KDDI) | 23万2000 | 1620万9300 |
ツーカー | -1万8300 | 365万1800 |
ボーダフォン | 6万4100 | 1483万8100 |
累計 | 34万1600 | 8012万8800 |
KDDIの契約者数は変わらず好調で、1月も他社を引き離した。ドコモとボーダフォンは10万契約を割り込み、ドコモはボーダフォンに次ぐ3位に転落した。
ただしドコモは3Gへの移行期に入っており、2月上旬から順次発売される900iシリーズでの巻き返しが期待される。ボーダフォンは、6万4100の純増のうち5万3000をPDCが占めるなど、3Gへの移行では出遅れている。
単月シェア | 累計シェア | |
---|---|---|
NTTドコモ | 18.6% | 56.7% |
au | 67.9% | 20.2% |
ツーカー | -5.3% | 4.6% |
ボーダフォン | 18.8% | 18.5% |
900iで3Gを軌道に載せたいドコモ
FOMAは先に報道されたとおり、200万契約を突破(1月29日の記事参照)。年度末の契約目標も240万に上方修正するなど好調だ。2月6日には、PDCを上回る機能のFOMA、900iシリーズの第一弾「F900i」が登場、以降順次4モデルが投入される。900iに市場がどのように反応するかが見所になるだろう。
ボーダフォンはフルで3Gのサービスを利用できる端末が1モデルのみ。そのためか、3Gの伸びは厳しい状況だ。4月上旬にリリース予定の「V801SH」で数字がどう動くかが注目される
グループ名 | 2004年1月純増数(3G) | 累計(3G) |
---|---|---|
ドコモ | 13万2600 | 201万3700 |
ボーダフォン | 1万1100 | 12万2800 |
au(KDDI) | 50万100 | 1226万4200 |
BREW200万台突破
auのBREW搭載端末は、1月末で200万を突破。au端末のラインアップではローエンドモデルにもBREWが搭載されているため、急速に普及した模様だ。またauはカメラ付き端末も1000万を突破し、ボーダフォンを急速に追い上げている。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
---|---|---|---|---|---|---|
ドコモ | 2279万7000 | − | 2204万 | − | − | 4046万3200 |
au(KDDI) | 1034万 | 805万 | 229万(BREW) | 752万 | 775万 | 1313万7800 |
ボーダフォン | 1153万2700 | 283万2500 | 768万1900 | − | − | 1282万2000 |
純減が続くPHS
PHSは各社とも低調で、いずれも純減。そんな中DDIポケットは、2月中に新たに37都市でサービスを開始(2月5日の記事参照)、新規加入者向けキャンペーンを実施するなど拡販策を展開中だ。
グループ名 | 2004年1月純増数 | 累計 |
---|---|---|
DDIポケット | -1万6000 | 289万8100 |
ドコモ | -1万6300 | 161万800 |
アステルグループ | -8800 | 67万4400 |
累計 | -4万1100 | 518万3300 |
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