第2回 操作性は? 文字入力はしやすい?――「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」:「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」の“ここ”が知りたい
「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH」はケータイにそっくりだが、操作方法もすべてケータイと同じというわけではない。ケータイとどう違うのか、また他のAndroidスマートフォンと異なる点は何か。
質問:キー配列はケータイと同じか
「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」のテンキーパッドは、ケータイと非常によく似ているが、実は個々のキーに割り振られている機能はかなり違う。中でも特に戸惑うのが「戻る」の操作だ。ケータイではクリアキーを使ってキャンセル操作をするが、007SHではほぼ同じ働きをする戻るキーが、十字キーの左右にある4つのキーのうち、右下のキーに割り振られている。クリアキーと同じ位置にはDELキーがあるが、これは文字入力のときだけ機能する。
質問:キー操作とタッチ操作のUIは何が違う?
テンキー操作時には、ホーム画面の下に画面切り替え用のナビゲーションが表示され、ブラウザキーとメールキーで画面を左右に切り替えられる。各画面で十字キーを操作すれば上から順にカーソルの選択が移動し、センターキーを押せばその部分をタッチしたのと同じになる。アプリアイコンを選択してセンターキーを押せば、アプリが起動。戻るキー、またはキーパッドの最下段中央にあるホームキーで、前の画面やホーム画面に戻れるほか、終話キーでアプリを終了できる。なおメニューを表示させたい場合は、MENUキーを押す。
十字キーの上下左右にはそれぞれ「ホーム画面」「電話帳一覧」「着信履歴一覧」「通知パネル」を表示する機能が割り振られているが、この機能を使えのは待受画面だけ。それ以外の画面で十字キーを押しても、カーソルの選択が移動するだけだ。
画面を表にして端末を閉じたタッチ操作の状態にすると、ホーム画面からテンキー操作時に表示されていた画面切り替え用のナビゲーションが消える。あとは他のAndroidスマートフォンと同様に、画面および画面下のMENU、ホーム、戻るの3つのタッチセンサーキーをタッチして操作できる。
質問:文字入力はケータイと同じ? タッチ入力もできる?
キー操作による文字入力の方法は、基本的にはケータイと同じ。「あ」を1回押すごとに「い」「う」「え」「お」と切り替わっていき、濁音、半濁音にする場合は「*」を押す。1文字入力するごとに変換候補が表示され、十字キーで候補を選んで決定すると文字が確定。消したいときはDELキーを使用する。確定した文字の先頭にカーソルを移動してセンターキーを長押しすれば、文字を選択して切り取りやコピーも可能だ。
日本語入力システムには「iWnn IME-SHedition」を搭載。ソフトウェアキーボードをタッチ操作しての文字入力にも、もちろん対応している。
なお、他の日本語入力システムとして「Simeji」をインストールして試してみたところ、ソフトウェアキーボードは問題なく使用できるものの、数字キー(ハードキー)を使ったキー入力はできなかった。キー操作による文字入力には今のところ、標準の「iWnn IME-SHedition」を使用するほかないようだ。
関連キーワード
AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH | ソフトバンクモバイル 2011年夏モデル | AQUOS PHONE | スマートフォン | Android | 入力技術 | 待受画面 | テンキー | メール | Wnn | 日本語入力 | シャープ | 回転2軸 | 折りたたみケータイ | キーボード | ソフトバンクモバイル | タッチ操作 | THE PREMIUM7 WATERPROOF 004SH | ソフトウェアキーボード | 防水 | AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH J | 赤外線通信 | QWERTY | Android 2.3 | Simeji | ユーザーインタフェース
関連記事
- 「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」の“ここ”が知りたい:第1回 サブディスプレイの使い勝手は? 内蔵メモリ容量は?――「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」
OSにAndroidを搭載しながら、折りたたみケータイのボディを持つ「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」。まずは「ガラスマ」「スマケー」と呼ばれて注目を集める本機の、外観に関する疑問をピックアップする。 - まるでフィーチャーフォン:回転2軸+テンキーに16Mカメラ搭載の防水Android「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」
ソフトバンクモバイルは、防水防塵に対応する回転2軸型ボディのAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を、6月中旬以降に発売すると発表した。緊急地震速報にも対応している。 - 動画で見るスマートフォン――「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」
スマートフォンの操作性を動画で紹介する本コーナー。今回は、回転2軸型の折りたたみボディにAndroidを採用したソフトバンクの「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を動画で紹介する。 - ソフトバンク、“大人女子”向けスマホ「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH J」発表
ソフトバンクモバイルは、スマートフォンを活用する“大人女子”向けのAndroid端末「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH J」を発表した。防水仕様の回転2軸ボディはダイヤルキーを備え、女性らしいLEDイルミやアプリを用意。プリセットされるAndroidアプリも、女性視点で開発されたものが選ばれている。 - ソフトバンク、「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を6月17日に発売
ソフトバンクモバイルは、ケータイのような回転2軸ボディを採用したAndroid 2.3スマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」を月17日に発売する。3D液晶や、16.1MのCCDカメラを搭載し、おサイフケータイ、赤外線通信(IrDA)、ワンセグ、緊急地震速報に対応する。 - 「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」、新規契約の実質負担は2万8320円
シャープ製の折りたたみ型Androidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID 007SH」の新規一括価格は、都内量販店の場合で約8万円。新規契約の場合、2200円が月々割として適用されるため、実質負担額は2万8320円になる。 - フィーチャーフォンと需要は同じ:“AQUOS PHONE”で心機一転、海外展開にも注力――シャープのスマートフォン戦略
2010年度はスマートフォンを200万台出荷し、国内の携帯電話出荷台数が6年連続1位と好調のシャープ。同社は夏モデルでスマートフォンのブランドに「AQUOS PHONE」をかかげ、ハイエンドから新機軸まで、幅広いモデルを展開していく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.