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KDDI、大規模イベント時のエリア対策が確認できるサイトをオープン:もちろんコミケも
KDDIは、この夏開催されるイベントのエリア対策が確認できるWebサイトをオープンした。この夏は車載式基地局に加えてau Wi-Fi SPOTも臨時設置し、増加するスマートフォンのトラフィックに対応する。
KDDIは7月14日、花火大会など夏のイベントで実施しているエリア対策の実施有無が確認できるWebサイトをオープンした。登録されているイベントは全国270カ所で、auケータイからはイベント時の“つながりやすさ”についてアンケートに答えることができる。開設期間は7月14日午後6時から9月20日までの予定。
来場者が集中するイベントでは、携帯電話の発着信やメールの送受信が増えてお互いにつながりにくくなる場合があり、各キャリアは、イベントの混雑具合を見越して車載型基地局を派遣するなど臨時のエリア対策を行なっている。KDDIは、2010年度に行ったイベント時のエリア対策について、「接続できなかった通信」の件数が2007年度と比べ89%減少し、通信設備等の増強によりイベント開催時の周辺エリアにおける通話発信規制局数も94%減少したという。
2011年の夏季イベントでは、車載型基地局に加えてau Wi-Fi SPOTも臨時設置し、増加しているスマートフォンのトラフィック対策を強化する。
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