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JR東日本、運行情報や車両の混雑具合などを乗客のスマートフォンに配信
JR東日本は、乗客のスマートフォンに運行情報や乗り換え案内、乗っている車両の混雑具合や車内温度をなどを配信する「山手線トレインネット」を発表した。10月から試験サービスを開始する。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月6日、山手線の運行状況や駅ごとの乗り換え案内などを乗客のスマートフォンに無線LANで配信する「山手線トレインネット」を発表した。10月4日から11月2日まで、山手線1編成でサービス試験を実施する。
山手線トレインネットは、JR東日本のフロンティアサービス研究所が開発した車両内でのパーソナルな情報提供システム「infoPiC(インフォピック)」を利用するサービス。山手線の車両にinfoPiC用サーバと無線LANスポットを搭載し、乗客はスマートフォンから専用アクセスポイントに接続することで情報を入手する。
配信する情報は、首都圏各路線の運行情報、停車駅の一覧と所要時間、駅ごとのホームや乗り換えの案内、乗っている車両の乗車率や車両ごとの車内温度など。また、沿線ニュースや駅ナカ店舗のキャンペーン情報、クーポンなどのマーケティング情報も配信する。
JR東日本はこれまでにも、車両内のLEDディスプレイや液晶ディスプレイなどで運行情報などを表示していたが、この山手線トレインネットを導入することで、個々の乗客のニーズに合わせたよりきめ細かい情報を提供できるとしている。
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