第3回 CPU性能と通信速度は? “ケータイ”としては使いやすい?――「INFOBAR A01」:「INFOBAR A01」の“ここ”が知りたい
第1回と2回では外観デザインとiida UIを中心にINFOBAR A01をチェックしてきたが、今回は文字入力、赤外線通信、ワンセグなど“ケータイ”としての機能について確認した。
質問:CPU性能と通信速度は?
「INFOBAR A01」は1.4GHzのCPUを採用したチップセットQualcomm MSM8655、最新のAndroid OS 2.3を搭載。また、受信最大9.2Mbps、送信最大5.5MbpsのWIN HIGH SPEEDに対応している。縦スクロールが基本の独自ユーザーインタフェイスのiida UIも、なかなか気持ちよく操作できる。
性能を数値で確認するため、ベンチマークアプリの「Quadrant Standard Edition」を使ってみたところ、1500以上のスコアを記録。他のスマートフォンとの比較はこちらの記事を参照していただきたいが、INFOBAR A01は夏モデルの中では比較的性能が優れているといえそうだ。
通信速度は「Speedtest.net Mobile」を使い、時間を置いて10回程度計測した。3G回線の通信速度はKDDIが全国的に速いという調査結果が出ているが、今回計測した埼玉県に近い板橋区赤塚でも、下りで3Mbps前後、上りで1.5Mbps前後の速度が出た。
質問:文字入力はしやすい?
日本語入力システムには「iWnn IME-SH edition」を採用。予測変換やワイルドカード予測、つながり予測に対応し、スムーズに入力できる。フリック入力はもちろん、フリック入力有効時のトグル入力、手書き入力も可能だ。なお、8月上旬に行われたケータイアップデートで、端末カラーに合わせたキーボードデザイン4種が追加された。
質問:赤外線通信で送受信できるデータは?
INFOBAR A01は赤外線通信機能を搭載しており、一般のケータイとアドレス帳やプロフィール、メモ帳、ブックマーク、メール、写真や動画のデータ、ボイスレコーダーで録音したデータなどを送受信できる。高速赤外線通信方式のIrSimpleにも対応しているので、対応機種同士なら大容量のデータを素早く転送することが可能だ。
赤外線ポートは裏面に搭載。「赤外線送受信」アプリを起動して送信するデータを選択して送信できるほか、各機能のメニューから赤外線送信を選んで送ることもできる。
質問:ワンセグは録画できる?
INFOBAR A01では同梱のMicro USB-35Φ変換ケーブルをアンテナとして利用し、ワンセグの視聴・録画が可能だ。番組表や手動設定からの録画予約も可能で、micriSDメモリーカードに録画される。ただし、アンテナでMicro USB端子がふさがってしまうので、一部の充電器を除き、充電しながらの視聴や録画はできない。録画の際にはバッテリー残量に注意したい。
関連記事
- 「INFOBAR A01」の“ここ”が知りたい:第2回 「iida Home」は使いやすい? どこまでカスタマイズできる?――「INFOBAR A01」
大小の四角いパネルが並び、縦スクロールで操作する「iida Home」は、本体デザインとともに「INFOBAR A01」で注目を集めている部分だ。今回はこのiida Homeの使い勝手とカスタマイズ方法についてチェックした。 - 「INFOBAR A01」の“ここ”が知りたい:第1回 着信ランプはどこにある? バッテリーの持ちはどう?――「INFOBAR A01」
発売直後から品薄状態が続いている「INFOBAR A01」。デザインについてはよく紹介されているが、スマートフォンとしての使い勝手はどうだろうか。サイズや接続端子、着信時の挙動など、携帯端末の基本的な部分をチェックしていく。 - 最新スマートフォン徹底比較(2011年夏モデル編):第2回 内蔵メモリ、処理能力、通信速度、起動時間を比べる――Android18機種
アプリの保存に使う内蔵メモリ容量は? CPUの処理能力の高さは? 通信の実効速度はどれくらいか?――今回はスペック表には記載されていない項目について、編集部で調査・計測したデータを掲載する。 - INFOBARにはカラバリごとのキーボードデザインを追加:KDDI、シャープ製Android端末4機種のケータイアップデート開始
KDDIは、「IS05」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」「INFOBAR A01」向けのケータイアップデートを開始した。全機種でEメールの認証機能が強化されるほか、自動受信に失敗する不具合も解消される。 - 荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:スタンダードなスマホとしては十二分に使える――「INFOBAR A01」
各社の夏モデルの中でも注目を集めているiidaスマートフォン「INFOBAR A01」。デザインと機能のバランスの取れた同モデルだが、カメラはどうか。INFOBAR A01ならではの機能はあるのか。作例や使い勝手をチェックしていこう。 - INFOBARがスマートフォンに、NISHIKIGOIなど4色展開――「INFOBAR A01」
デザインケータイの先駆けとして知られる「INFOBAR」が、Androidスマートフォンになって登場。ボディカラーはNISHIKIGOI、KURO、HACCA、CHOCOMINTの4色をラインアップする。 - 写真で解説する「INFOBAR A01」(外観編)
言わずと知れたデザインケータイ“INFOBAR”のAndroid端末版がついに登場。美しい曲面で構成されたボディやおなじみのカラーリングに加え、iida UIの採用や充実したスペックも魅力だ。まずは外観からチェックしていこう。 - 写真で解説する「INFOBAR A01」(ソフトウェア編)
深澤直人氏デザインのAndroidスマートフォン「INFOBAR A01」は、筐体のデザインはもちろんのこと、iida端末向けにカスタマイズされたホーム画面「iida UI」も魅力だ。 - 独自のホーム画面を試す:動画で見るスマートフォン――「INFOBAR A01」(試作機)
ケータイの動作速度はカタログからは分からないが、使用する上で満足度を大きく左右する。特にスマートフォンは、タッチパネルがスムーズに反応するかが重要だ。今回は、独自UIを採用したiidaの新スマートフォン「INFOBAR A01」のホーム画面を掲載する。 - コンセプトモデルは個性的なデザイン:シンプルなデザインが美しい――「iida」のスマートフォンアクセサリに触れてきた
auの2011年夏モデルで、iidaに「INFOBAR A01」と周辺機器が登場した。ここではケースや充電器などの周辺機器を紹介しよう。 - INFOBAR A1と周辺アイテム、KDDIデザイニングスタジオで実機展示――5月18日から
「INFOBAR A1」とその周辺アイテムを手にとって試せる――。KDDIは5月18日から順次、KDDIデザイニングスタジオとau NAGOYAで実機を展示する。 - Android搭載の「INFOBAR A01」、6月30日に発売
深澤直人氏がデザインを手がけたAndroid搭載のiida端末「INFOBAR A01」が、6月30日から店頭に並ぶ。ケースなどの周辺機器も、同日から販売される。 - 「INFOBAR A01」 一括価格は6万円台後半、MNPで1万円台前半に
INFOBAR A01の価格が都内量販店で案内されていた。一括価格は6万円台後半、実質負担額は新規が2万円台後半、機種変更が3万円台前半。 - INFOBAR A01発売記念トークセッション:何度も議論した「色」、サクサク感を実現できた理由――「INFOBAR A01」開発の舞台裏
6月30日から7月3日まで東京ミッドタウンで実施されている「INFOBAR A01」のタッチ&トライイベントの初日にトークセッションが行われた。デザインで一番苦労したところは。iida UIのこだわり、そして理想の“速さ”を出すのに中村勇吾氏が用いた秘策とは。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.