写真と動画で解説する「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-03D」(1/3 ページ)
ディスプレイ、CPU、カメラ、UIなど従来のXperiaシリーズから大幅な進化を果たした「Xperia NX」と「Xperia acro HD」。外観からソフトウェアまで、その主な見どころをチェックした。
透明素材「Floating Prism」を採用したデザインと、4.3インチHD液晶、1.5GHzデュアルコアCPU、1210万画素カメラなど高いスペックが目を引くソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Xperia NX SO-02D」。このXperia NXの機能をベースにおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、防水性能(IPX5/IPX7等級)を備えた「Xperia acro HD SO-03D」。NTTドコモの2011年度冬春モデルに追加されたこれら2モデルの違いは。そして前モデルにあたるXperia arc/acroから何が進化したのか。その注目ポイントを紹介しよう。
- →1.5GHzデュアルコアCPU+4.3インチHD液晶搭載の「Xperia NX SO-02D」――ドコモが2月に発売
- →ソニー・エリクソン、防水ボディにHDタッチパネル搭載の「Xperia acro HD」発表
- →「Xperiaと言えばドコモ」――ドコモ石川氏が語る「NX/acro HD」への意気込み
NXは透明素材、acro HDは金属調フレームがアクセント
Xperia NXの外観の特徴は何といっても、キー下部に用意された透明素材「Floating Prism」だ。戻る/ホーム/MENUキーのアイコンをぐるっと1周覆う形であしらわれており、表と裏の両方からキーアイコンが見える。さらに、この透明素材を挟む本体の断面も透けており、側面をよく見ると、透明素材の下部にあるアンテナと基板を結ぶフレキシブル基板がわずかに見える。前モデルの「Xperia arc SO-01C」は反り返ったボディで斬新さを演出していたが、Xperia NXではこのFloating Prismが大きなアクセントになっている。操作時や着信時には透明素材の内側から白色LEDが点灯するが、着信ランプはディスプレイの上に別途用意されている。
左から戻る/ホーム/MENUキーという並びはXperia arc/acroなどと同様で、MENU/ホーム/戻るキーという並びが多い他の機種とは配列が異なる。キーはセンサー式で、透明素材の上にある点を押す(透明素材上のアイコンを押してもキーとしては使えない)。
Xperia NXのボディは均一に塗装を施しており、指紋や汚れが付きにくいのも特長の1つ。裏側はarcとは逆に山なりのカーブを描いており、手にしっかりとフィットする。
Xperia acro HDはNXに比べるとオーソドックスなデザインだが、NXにはないビビッドなAquaとSakuraという本体色が目を引く。Aquaは「Xperia acro SO-02C」でも提供され、Sakuraは名称はやや異なるが、Sakura PinkがXperia arcに使われていた。豊富なカラーが特徴の日本向けスマホらしいカラーといえる。ディスプレイ下部に3つのセンサーキーが並ぶ。戻る/ホーム/MENUキーという並び順はNXと同じだ。金属調のシルバーフレームがボディ全体を囲んで高級感を演出している。パーツの位置はNXとやや異なり、例えば電源キーはNXで上端部、acro HDでは側面、Micro USB/Micro HDMI端子はNXでは側面、acro HDでは上端部にある。また防水性能のためか、acro HDのみイヤフォンジャックにカバーが付けられている。acro HDは充電用の卓上ホルダとmicroSDが同梱される。頻繁にコネクタカバーを開けないのが望ましい防水仕様であることを考えると、うれしい措置といえる。
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