iPhone 5s/5cが最もお得なキャリアは?――キャンペーン込み+2年間の“トータルコスト”を比較(1/4 ページ)
ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルから発売されているiPhone 5s/5cは、どのキャリアのモデルが最もお得なのか? 後編では、端末価格に毎月の利用料金に、キャンペーンや下取りなども考慮した、2年間のトータルコストを比較した。
前編では通常価格、通常の料金プランでiPhone 5s/5cをチェックし、ドコモが新規契約、MNP、機種変更の実質価格、料金プランともに最安ということが分かった。
では、ここにキャンペーンを含めるとどうだろうか。学生、22歳以下、下取り、これらの条件でトータルの料金は変化する。あらゆるパターンを考えた、「真の最安」はどのキャリアのiPhoneなのか? 2年間のトータルコストを算出してみた。
こんなにある! iPhoneのお得なキャンペーン
まずはどんなキャンペーンがあるのか、ドコモ、au、ソフトバンクの主なキャンペーンをまとめた。
対象ユーザー | キャンペーン名 | 条件と割引内容 | 最大割引額 | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 機種変更 | iPhone買いかえ割 | ドコモユーザーがiPhone 5s/5cへ機種・契約変更で月々サポート増額 | 1万80円(420円×24カ月) |
学生でMNP | ドコモへスイッチ学割 | 学生が他社からMNPでタイプXiにねんが37カ月0円、パケット定額が37カ月1050円割引 | 6万7710円(780円×37カ月、1050円×37カ月) | |
MNP | ドコモへスイッチ割 | 他社からMNPでタイプXiにねんが13カ月0円 | 1万140円(780円×13カ月) | |
元ドコモでMNP | ドコモへおかえり割 | 元ドコモユーザーが当時の電話番号のまま他社からMNPで、タイプXiにねんが25カ月0円+ドコモ解約時のドコモポイント相当額を本体代から割引 | 1万9500円(780円×25カ月)+解約時のドコモポイント相当額 | |
全員 | 月々サポート増額キャンペーン | iPhone 5c 16Gバイト版を購入すると月々サポートが12カ月増額 | 6300円(525円×12カ月) | |
au | 22歳以下で機種変更 | U22 auスマホ機種変更キャンペーン | 12〜22歳のauユーザーで、現在の機種を13カ月以上利用している場合に、機種変更で本体代を割引※12月1日まで | 1万500円 |
22歳以下でMNP | U22 auにかえる割 | 6〜22歳で他社からMNPで、LTEプラン36カ月0円、LTEフラットが36カ月1050円割引※12月1日まで | 7万3080円(980円×36カ月、1050円×36カ月) | |
新規契約、MNP | iPhone 5c キャッシュバック | 新規契約、または他社からMNPをして、「誰でも割」に加入してiPhone 5cを購入すると、キャッシュバックを受けられる ※11月28日まで。29日からは機種代金の割引に変更 |
1万円 | |
MNP | auにかえる割 | 他社からMNPでLTEプランが24カ月0円 | 2万3520円(980円×24カ月) | |
ソフトバンク | 学生でMNP | のりかえ学割 | 学生が他社からMNPでホワイトプランが36カ月0円、パケット定額が36カ月1050円割引 | 7万3080円(980円×36カ月、1050円×36カ月) |
MNP | バンバンのりかえ割 | 他社からMNPでホワイトプランが24ヵ月0円(ソフトバンクポイント2万4000ポイントなども選べる) | 2万3520円(980円×24カ月) | |
指定ケータイで機種変更 | かいかえ割 | iPhone 4S以前のiPhoneシリーズ、SoftBank 3Gスマートフォン/ケータイからの機種変更で、パケット定額料が12カ月1050円割引(ほかの割引も選べる) ※12月1日まで |
1万2600円(1050円×12カ月) | |
指定ケータイで学生が機種変更 | かいかえ割(学生) | iPhone 4S以前のiPhoneシリーズ、SoftBank 3Gスマートフォン/ケータイからの機種変更で、パケット定額料が24カ月1050円割引(ほかの割引も選べる) ※12月1日まで |
2万5200円(1050円×24カ月) | |
新規契約、MNP | iPhone 5c 購入サポート | 新規契約、他社からMNPでiPhone 5cを一括購入なら本体代割引(ほかの割引も選べる) | 1万500円 |
最も割引額が大きいキャンペーンはauの「U22 auにかえる割」と、ソフトバンクの「のりかえ学割」。どちらも他社からMNPをする若い人、学生向けで、36カ月間にわたって、基本使用料(980円)とパケット定額料(1050円)を割り引く。3年で合計7万3080円の割引だ。
ドコモにも、「タイプXiにねん」の基本使用料780円と、パケット定額料1050円を最大37カ月割り引く「ドコモへスイッチ学割」があり、37カ月間で計6万7710円の割引となる。なお、37カ月間きっちりと割引を受けられるのは、毎月1日に契約したときのみ。2日以降に契約すると初月の割引額が日割りとなる。
通常のMNPではauの「auにかえる割」とソフトバンクの「バンバンのりかえ割」がお得。いずれも基本使用料の980円を24カ月間割り引くもので、24カ月で2万3520円の割引となる。
ドコモはMNPユーザー向けに「ドコモへスイッチ割」と「ドコモへおかえり割」を提供している。ドコモへおかえり割は「元ドコモユーザー」が、ドコモのときと同じ電話番号で再契約をすると、基本使用料780円×25カ月間(計1万9500円)の割引を受けられる。さらに、再契約時のiPhone購入代金からドコモ解約時のドコモポイント相当額を割り引いてくれる。ただし解約直前にドコモポイントを使って買い物をしたといった人には、当然ながらポイントは残っていない。
MNPほどではないが、各社の機種変更でも割引キャンペーンがあるのはうれしい。
また、各社ともにiPhone 5cを優遇しており、特にauとソフトバンクはキャッシュバックと割引額が1万円と大きいので注目。ドコモはiPhone 5cの16Gバイト版で月々サポートが6300円増額されるが、これは前編の価格に反映させている。
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