需要高まる!? 人気の中古スマホTOP3:R25スマホ情報局
中古スマホに格安SIMを組み合わせれば、月々3000円前後の利用料がかかる“格安スマホ”よりもさらに安く利用できる。そんな使い方にぴったりという、今オススメの中古スマホを選らんでもらった。
最近、“合理的スマホ”という言葉が登場している。これは、「中古スマホを購入」×「格安SIMでMVNO(仮想移動体通信事業者)と契約」×「通話は無料通話アプリを利用」というもので、これを使えば月々1200円程度の利用料で済むという。月々3000円前後の利用料がかかる“格安スマホ”よりもさらに安く利用できるとあって、徐々に人気が出ているようだ。
実際、利用するにはどうすればいいのか? 現在格安SIMのサービスプランは100以上あるが、なかでも使えるLTEデータ容量が多いと評判のビックカメラオリジナルSIMカード「BIC SIM/ミニマムスタートプラン」を例に解説しよう。
まずはビックカメラ/コジマ/ソフマップで取り扱っている、SIMカードが入ったパッケージ(2990円)を買い、次にWeb上で開通手続き(クレジットカード・メールアドレス・端末番号が必要)を行う。開通したらスマホにSIMカードを挿入、設定を行えばOKだ。「ミニマムスタートプラン」は月額900円で、ひと月あたり2GBまでLTEデータ通信(下り最大150Mbps)が可能(※1)。データ容量を超えると通信速度に制限がかかり、下り最大200kbpsとなる。音声通話には対応していない(※2)ので、通話はIP電話アプリ「050 plus」(月額300円)や、「LINE」「Skype」などの無料の通話アプリを使おう。これで月々の合計利用料は1200円(「ミニマムスタートプラン」月額900円+「050 plus」月額300円)だ。
ただ、合理的スマホを使うにあたっては、注意点がふたつある。ひとつは「SIMカードの種類を確認してから購入すべき」ということ。SIMカードには3種類あるため、せっかくSIMカードを買ってもスマホに挿入できなければ意味がない。もうひとつは「端末は基本的にドコモかauを選ぶ」ということ。というのも現在、MVNOのほとんどはドコモの回線を用いるサービスを提供しており、auの回線を用いたサービスは「mineo(マイネオ)」の1社のみ。また、ソフトバンクの回線は「ディズニー・モバイル」が利用しているが、格安とは言いがたい。どうしてもソフトバンクのスマホを使いたい場合は、何かしらの方法でSIMロックを解除する必要がある。
様々な手続きは必要ではあるものの、お得そうな“合理的スマホ”。では、“合理的スマホ”を使ううえで今オススメの中古スマホは何か。ソフマップ秋葉原本館の販売担当・島田佳祐さんに聞いてみたところ、次の3つを教えてくれた。
「GALAXY S III α SC-03E」(ドコモ)
「GALAXY S III」のプレミアムモデルで1.6GHzクアッドコアCPUを搭載。2012年12月発売。中古価格は2万4800円〜(2014年9月29日現在)。
「Xperia Z SO-02E」(ドコモ)「GALAXY S III α SC-03E」
約5.0インチの超高精細フルHDディスプレイや約1310万画素の高性能カメラを搭載し、デザイン性に優れる。2013年2月発売。中古価格は2万8800円〜(2014年9月29日現在)。
「GALAXY J SC-02F」(ドコモ)
GALAXY初の日本オリジナルデザイン。Bluetoothで「GALAXY Gear」との連携も可能。2012年11月発売。中古価格は3万1800円〜(2014年9月29日現在)
いずれも、少し前に話題となった人気機種たちだ。島田さんは、中古スマホの賢い選び方についてこう語る。
「中古のスマートフォンはおおむね、発売後1〜2年くらいの機種が人気となります。発売後、ある程度の期間が経っているので、使用したレビューがインターネットに豊富に書かれていて参考になります。また、あまりに古い機種だとそもそもLTEに対応していない場合があるので注意が必要です。あとは新機種が発表されるタイミングで価格が安くなる可能性もあるので、ウェブサイトなどでチェックしてみてください」
2014年7月、総務省はキャリアに対し「SIMロック解除」を原則とする方針を明確化。これにより「端末は端末で、回線は回線で」と、各契約を別々に行う場合も増えていくかもしれない。中古スマホ市場は今後、さらに盛り上がりを見せていくだろう。
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