iPhone 6/6 Plusでdocomoの格安MVNO SIMを使う!:SIM通
AppleStoreで購入できるiPhone 6/6 PlusのSIMフリーモデルでは、どのキャリアのSIMカードでも利用できます。つまり、格安のMVNO SIMを使って毎月の通信費を大幅に抑えることができるんです!
9月19日。ついに待望のiPhone 6/6 Plusが発売されました。しかも、AppleStoreではSIMフリーモデルを同時発売。全世界のSIMが利用できるという宣伝があったことにより、発売当日はちょっとした混乱もあったようです。
このSIMフリーモデルは、国外のSIMを利用できるだけでなく国内でもメリットが多く、そのひとつが格安のMVNO SIMを利用できるということ。ここではSIMフリーのiPhone 6/6 PlusでdocomoのMVNO SIMを利用するまでの手順を紹介していきますね。
1.SIMカードを用意する
利用するSIMカードは音声通話付きでもデータ通信専用でもどちらでも利用可能です。ただしサイズは「nanoSIM」サイズである必要があります。今回は一例として「BIC SIM」を用意しました。こちらはビックカメラで販売されている、IIJmioのSIMカード。
IIJmioはdocomoのMVNOサービスであるため、SIMフリー版だけでなくdocomo版iPhone 6/6 Plusでも利用できるようです(2014年10月10日現在)。
2.APNの構成プロファイルをダウンロードする
iPhoneにはMVNO SIMのAPN(接続先情報)が用意されていません。そのため、SIMに合った構成プロファイルをダウンロードしていく必要が有ります。まだモバイルデータ通信ができないため、これにはWi-Fi環境が必要です。
IIJmioの場合は「iOS APN構成プロファイル」にアクセスし、構成プロファイルをiPhoneのSafariでダウンロードします。
[代表的なdocomoのMVNOサービスのAPN構成プロファイルダウンロード先]
ダウンロードした構成プロファイルは「インストール」をタップして端末に記録させます。なお、ファイルに署名されていない旨のメッセージが表示されますが、問題ありません。
MVNOのSIMカードをiPhoneにセットします。SIMカードスロットを取り出すためのリリースピンは、iPhoneの説明書裏に付いているのでそちらを利用しましょう。
SIMセット完了後、しばらくすると電波を掴みます。LTEが有効にならない場合は再起動してみてください。
「設定」→「モバイルデータ通信」→「インターネット共有」からテザリングも利用できます。いざというときはモバイルルーター代わりとしても活躍できます。
SIMフリーでMVNOというと敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、実際はAPNの設定もプロファイルをダウンロード、インストールして、SIMカードをセットするだけです。これだけで格安のMVNO SIMを利用する準備は整ってしまうんです。
ぜひ新しいiPhoneは、格安のMVNO SIMで。毎月の通信費を賢く節約してみましょう。
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