Google、「Android 6.0 Marshmallow」を発表 ファイナルSDKもダウンロード可能に
Googleの次期モバイルOSの正式名称が「Android 6.0 Marshmallow(マシュマロ)」に決定した。正式版のリリース時期はまだ発表されていないが、デベロッパープレビューはファイナルになり、Andrid 6.0のSDKもリリースされた。
米Googleは8月17日(現地時間)、次期モバイルOSの正式名称を「Android 6.0 Marshmallow」としたと発表した。同時に、開発者向けプレビューの「Developer Preview 3」および「Android 6.0 SDK」の提供を開始した。こちらからダウンロードできる。
GoogleはAndroidのバージョン名を、2009年4月の「Android 1.5」のCupcake以来、アルファベット順のお菓子の名称にしている。当初はコードネームだったが、正式名称にも残るようになっている。
デベロッパープレビューはこれがファイナルだとしており、Googleは開発者に対し、Android 6.0のリリースまでにこのプレビューとSDKでアプリを対応させるよう呼び掛けた。
Android 6.0のデベロッパープレビューは、Nexus 5、Nexus 6、Nexus 9、Nexus Playerにインストールできる。
Android 6.0 Marshmallowの正式版リリース時期についてはまだ発表されていない。現行のAndroid 5.0 Lollipopは5月のGoogle I/Oで発表され、正式版は11月にリリースされた。
Android 6.0では、指紋認証を採用するモバイル決済機能「Android Pay」やGoogle Nowの「Now on tap」、バッテリー持続時間の改善やセキュリティ機能の強化が予定されている(新機能についてはこちらの記事を参照されたい)。
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