検索
レビュー

ようこそ4Kの世界へ……「Xperia Z5 Premium」開封リポート&ファーストインプレッション

「これぞフラッグシップ機だ!」といえるスマートフォン「Xperia Z5 Premium」がドコモから発売された。発売日に購入してきたので、開封リポートとファーストインプレッションをお届けしたい。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z5 Premium SO-03H」が、11月20日にNTTドコモから発売された。発売日は正式に案内されるまでは「11月下旬」だったので、11月27日か、12月にずれる可能性もあるのではと踏んでいたが、思ったよりも早く発売されたという印象だ。さっそく入手したので、その様子をリポートしたい。

photo
「Xperia Z5 Premium SO-03H」のパッケージ

Chromeの方が人気? 機種変更だと月々サポートが低い

 Xperia Z5 Premium(SO-03H)のカラーバリエーションはChromeとBlackの2色(海外ではGoldもある)で、筆者が狙っていたのはChromeだ。事前予約をしていなかったので、11月20日の午前10時過ぎ(開店直後)に都内の量販店を訪れたところ、Blackは在庫ありだが、Chromeは予約をしていない分の在庫はないという……。ガーン。やはり世界初の4K液晶搭載スマホと鏡面仕上げのデザインは、大きな注目を集めているようだ。

 気を取り直して他の店舗に確認したところ、Chromeの在庫は10台ほどあるというので、急いで向かい、無事に購入できた。ちなみに店頭で「クロームをください」と言うと「クロ(黒)」と間違われる恐れがあるので、「シルバー」と言った方が無難かも(実際、店員からは「シルバーですね」と確認された)。筆者は「Xperia Z3 SO-01G」からの機種変更となる。Xperia Z5 Premiumの価格は9万3312円(税込)。これは「Xperia Z5 SO-01H」と同額だが、機種変更の月々サポートはZ5の月1755円に対して、Z5 Premiumは月918円と837円少ない。スペックが高い分を、実質価格で差をつけた形だ。

Xperia Z5シリーズの価格(ドコモ版、税込)
Xperia Z5 Premium Xperia Z5 Xperia Z5 Compact
新規契約・機種変更 一括価格 9万3312円 9万3312円 8万4888円
月々サポート 918円 1755円 1890円
実質価格 7万1280円 5万1192円 3万9528円
MNP 一括価格 7万1712円(のりかえボーナス適用) 7万1712円(のりかえボーナス適用) 6万3288円(のりかえボーナス適用)
月々サポート 2241円 3456円 1890円
実質価格 1万7928円 0円 1万7928円

 一括価格が10万円を超えないのはありがたいが、筆者がこれまで使っていたXperia Z3の月々サポートは1998円だったため、Z5 Premiumに変更すると、割引額が月1080円減ることになる。月々サポートが1000円未満の機種は少ないので、多くの人は、Z5 Premiumに機種変更をすると、月々の割引額が下がってしまうので注意したい。

いざ開封!

 それでは、開封していこう。パッケージの面積はXperia Z5 Premium本体よりも一回り大きいほどでコンパクトだ。目立った付属品はワンセグ/フルセグ/NOTTV用のアンテナケーブルのみで、ACアダプターやUSBケーブルは付属していない。ほかは保証書、クイックスタートガイド、注意事項の用紙があるのみ。

photo
パッケージは片手で持てるほど小さい
photo
フタを取ると、袋に入れられたXperia Z5 Premiumが姿を現す

 Xperia Z5 Premium本体のディスプレイ面と背面には保護シートが貼られているので、これをぺりぺりっと剥がしていく。シートは半透明なので、剥がす前の背面はあまり反射しないが、シートを剥がすとピカピカのボディに生まれ変わる。背面の中央に「docomo」ロゴがあるのはお約束だが、この鏡面ボディの高級感は、ほかではなかなか味わえない。

photo
photo
ディスプレイ面と背面にはシートが貼られている
photo
photo
シートを剥がしていくのが気持ちよい
photo
光り輝くボディのお披露目
photo
photo
付属品
photophoto 鏡同様にいろいろなものを映す

 側面のメタルフレームは背面ほど反射しないが、同じシルバー色で統一されており、光沢感がある様子はXperia Z4と似ている。Xperia Z5とZ5 Compactは背面もフレームもマットに仕上げられているが、個人的には光沢のある方がフラッグシップ機らしくて好きだ。

photophoto 光沢感のあるメタルフレームに、指紋センサー一体型の電源キーを搭載(写真=左)。「XPERIA」の彫り込んだロゴもデザインのアクセントになっている(写真=右)
photo
nanoSIMとmicroSDを一緒に置けるトレイはZ4から継承している
photophotophoto プリインストールされているアプリ。「ブラウザ」アプリがなくなっている

Xperia Z5 Premiumファーストインプレッション

photo

 さて、バタバタしていて、まだあまり使えてはいないのだが、数時間使った印象は、ざっと以下の通り。

  • これまで使っている(使っていた)iPhone 6s(4.7型)、Xperia Z3、Xperia Z4(5.2型)と比べるとデカイ。片手操作は少し不自由になったが、必要に応じてもう片方の指で補助をすれば、電車の中でも問題なく使えそう
  • 約181グラムはやはり「重い」。サイズ感よりも重さの方が、慣れるまでに時間がかかりそう
  • フレームにはなだらかなカーブがかけられているので、持ち心地はなかなかよい。
  • 目玉の4K液晶は、内蔵している写真や動画は「おおおキレイだー」と感じたが、試しに何枚か撮った子供(新生児)の写真は、パッと見でフルHDとの差があまり感じられなかった(撮影環境や被写体にもよりそう)
photophoto 内蔵している美しい4Kコンテンツ
  • Xperia Z4と比べて、最大輝度がやや低くなった(個人的には気になるレベルではない)
  • カメラの高速AFは、シャッターチャンスを逃さなくて便利
  • 気になるボディの「発熱」は、Xperia Z4ほどではない。ブラウジングなどで通信を続けると、ほんのり温かくなる程度。Xperia Z4のように「あつー」というほどではないので安心した
  • 3430mAhという大容量バッテリーのおかげで、スタミナも問題ない。筆者の普段使い(往復の通勤2時間弱でブラウジングやSNSアプリを使用。ほかは5、6枚写真を撮ったり、5分ほど電話をしたり)で1〜2日は持ちそう
  • これまでの象徴的な電源キーがなくなったのはさみしいが、指紋センサーでのロック解除はやはり便利

 Xperia Z5 Premiumについては、引き続き詳細なレビューやインタビュー記事を掲載する予定なので、ご期待いただきたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る