「iPhone SE」(仮)発表直前 4/4.7/5.5型のiPhoneでサイズ感を再チェック(1/2 ページ)
間もなく登場間違いナシの「iPhone SE」(仮)は4型ディスプレイが確実視されている。同じ4型の5sと、それ以降のiPhoneでそれぞれのサイズ感をチェックしてみた。
3月22日の未明(日本時間)に発表される見込みの「iPhone SE」(仮)は、4型ディスプレイを搭載した小型のiPhoneとウワサされている。
そこでSE(仮)と同じ、かもれしれない4型ディスプレイの「iPhone 5s」、サイズが一回り大きくなった4.7型の「iPhone 6s」、そしてさらに大きい5.5型の「iPhone 6 Plus」を使い、各サイズの使用感をあらためて確認してみた。まずおさらいとして、ディスプレイとボディーサイズの関係を数値で見てみよう。
機種 | iPhone 5s | iPhone 6s | iPhone 6 Plus |
---|---|---|---|
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 58.6×123.8×7.6ミリ | 67.1×138.3×7.1ミリ | 77.8×158.1×7.1ミリ |
重量 | 112グラム | 143グラム | 172グラム |
ディスプレイ | 4型Retinaディスプレイ | 4.7型Retina HDディスプレイ | 5.5型Retina HDディスプレイ |
解像度 | 1136×640ピクセル(326ppi) | 1334×750ピクセル(326ppi) | 1920×1080ピクセル(401ppi) |
コントラスト比 | 800:1 | 1400:1 | 1300:1 |
3機種のボディーサイズは、幅が8.5〜10ミリづつ広がっており、高さも14.5〜20ミリつづ高くなっている。見た目にも明らかにクラス感が異なり、6/6 Plus発表時には片手で使えなくなるのでは? という不安の声も多かった。4型の5sが現在もラインアップに残っていること、あるいは新機種への期待の高さなどからも、コンパクトモデルへのニーズが高いことがうかがえる。
厚さは5sが7.6ミリ、6sと6 Plusが7.1ミリと薄型化している。今回の比較では取り上げていないが、6は6.9ミリと7ミリ以下の薄さだった。また最新の6s Plusは7.3ミリとやや厚くなっている。5sがスクエアな断面なのに対し、6/6 Plus以降のiPhoneは丸みのあるのも大きな違いだ。幅が広がった分、丸みを持たせて持ちやすくしている。
分かりやすくサイズ感を比較するため、男性向けカジュアルシャツの胸ポケットに3機種を収めてみた。シャツのデザインにもよるが、5sはほぼほぼ全体が隠れる。6sはカメラレンズが完全に飛び出し、6 PlusはAppleマークの一部が見えた。6 Plusの大きさになると重さの面でも存在感が増し、ちょっとかがむとすべり落ちる危険性も高い。ズボンのポケットに入れる場合もそうだが、5.5型はちょっと持て余すのが正直なところだ。
次に片手での操作感だ。5sは男性の手なら片手でもしっかりとホールドできる大きさだ。浅く握れば親指が対角線上のディスプレイ端までとどき、画面全体でタップ操作が行える。文字入力の場合も、片手でも全てのキーに指が届いた。
6sも丸みのある断面のおかげか、しっかりしたホールド感だ。片手持ちした場合、親指だけでディスプレイ全体をカバーするのは難しく、握り直して持つ位置を変える必要がある。片手持ちのまま文字を打つ場合は、浅く持ち直せば全てのキーをタップできた。
6 Plusになると「片手でも持てなくはない」という印象だ。かなり浅く持たないと、片手のままではロック解除のスワイプ操作もぎこちなくなる。親指が届く範囲もかなり狭く、片手での文字入力はちょっと慣れが必要だ。どうしてもiPhoneの下の方を持つことになり、バランスも崩れがち。片手でしっかりと持ったほうが安心だ。
片手操作に配慮してか、4.7型の6/6s、5.5型の6 Plus/6s Plusには、ホームボタンを軽く2回タップすることでホーム画面が下がる「簡易アクセス」という機能が追加されている。
iPhoneはディスプレイサイズごとに画面の解像度も異なっている。5sなどの4型では640×1136ピクセル、6/6sの4.7型では750×1344ピクセル、6 Plus/6s PlusはフルHDと呼ばれる1080×1920ピクセルだ。画面が大きくなることで見やすくなるのはもちろん、解像度が上がればそれだけ多くの情報を表示できるようになる。
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