ソフトバンク、「Xperia Z4」をAndroid 6.0にバージョンアップ
ソフトバンクの「Xperia Z4」が、Android 6.0にバージョンアップする。「Now on Tap」などOS自体の新機能のほか、メーカー独自のソフトウェアの改善も実施する。
ソフトバンクは4月25日、「Xperia Z4」のOSバージョンアップを開始した。バージョンアップ後のOSはAndroid 6.0で、ビルド番号は「32.1.D.0.284」となる。
バージョンアップの概要
Xperia Z4にOSバージョンアップを適用すると、表示中の画面に関連する情報をすぐに検索できる「Now on Tap」機能、より深い端末スリープが可能になる「Dozeモード」、利用頻度の低いアプリの電力消費を制限する「App Standby」、利用する機能の権限をアプリ実行中に決められる仕様変更など、Android 6.0で追加・変更された機能を利用できる。また、以下の機能改善・変更が行われる。
- 「Xperiaホーム」におけるエフェクト機能の追加
- 通知鳴動のON/OFF切り替えの設定を「クイック設定」から行うように変更
- 「POBox Plus」の入力学習機能のON/OFF切り替えが可能に
- アプリ履歴の視認性を向上(スクロールで「スモールアプリ」ツールバーが消えるように)
- スクリーンショットを通知画面から削除可能に
- カメラのモード切り替えを画面のスワイプで可能に
- カメラアドオンの追加
- 「アルバム」のフルスクリーン表示時の回転方法を選択可能に
- 「ライフログ」が「SmartBand 2 SWR12」に対応
- 「Movie Creator」の画像選択画面が独自レイアウトに
- ハイレゾ再生とノイズキャンセリングの両立が可能に(対応ヘッドフォンが必要、要設定)
- 「ポッドキャスト」のウィジェットが追加
- 「ビデオ」のメニューにオンラインヘルプの項目が追加
- Xperiaオリジナルの「ダイヤル/連絡先」アプリの機能改善
バージョンアップの方法
OSのバージョンアップは端末単体、またはPCと接続して行う。所要時間は最大で80分程度かかる。いずれの方法でも本体内のデータは保持されるが、念のためにデータのバックアップをしておくことをお勧めする。
端末単体でのバージョンアップは、端末設定で「端末情報」→「システムアップデート」→「ソフトウェア開始」と選ぶと開始できる。データのダウンロードは無線LAN(Wi-Fi)またはモバイル回線で行う。なお、のバージョンアップデータをモバイル回線でダウンロードした場合のパケット通信料金は無料となる。
PCでのアップデートは、「PC Companion」(Windows)または「Bridge for Mac」(Mac)をインストールした、インターネット接続されたPCとXperiaをMicro USBケーブルで接続して行う。
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