日本は災害の国です。地震や水害など毎年問題になりますね。そのとき、スマートフォンは非常に役立ちます。懐中電灯代わりに使ったり、連絡や情報収集、位置の確認などに利用したりもできます。でも、充電ができないと使えません。有事に役立つ小技をご紹介します。
震災対策に役立つiPhoneとiOSの機能
まずは、iPhoneとiOSの小技から。iPhone、iPad、iPod touchはLEDフラッシュを搭載しており、懐中電灯のようにつけたり消したりできます。また、夜に地震情報が頻繁に通知されて眠れないときは「おやすみモード」が役立ちます。指定した時間に自動的におやすみモードをオンにしたり、通知する着信の条件を細かく決めたりすることもできます。
避難所などでバッテリーを節約するなら「低電力モード」を使いましょう。そして、マップで避難所や周辺施設までの徒歩ルートを確認できます。またiOS端末のユーザー同士なら、送られた位置情報をタップするとアプリが立ち上がり、相手の場所を確認できます。ぜひ活用したいですね。
iPhoneでできる地震対策と情報収集
地震に特化した情報収集はどうでしょうか。2016年4月の「熊本地震」についてAppleは、App Storeで「防災関連アプリケーション」ページを公開し災害時に役立つ無料アプリを特集しました。
地震に関するニュースは「スマートニュース」「Yahoo!ニュース」「AbemaTV」「NHK WORLD TV」「NHKネットラジオ らじるらじる」「radiko.jp」アプリ、政府の動きを知りたいなら「首相官邸アプリ」もいいでしょう。「Yahoo!防災速報」や「ゆれくるコール」で地震の発生に備えましょう。「緊急地震速報」のためにも、この機会にあらためてiPhoneの設定を見直しておきましょう。
スマホを充電できない状況では
大規模災害のときなどに少しでもバッテリーを長持ちさせる方法を紹介します。
一部のAndroidスマートフォンには、機能を自動的に制限してバッテリー持ちを改善する「非常用節電機能」が備わっています。この機能がない機種では、画面の輝度を下げ、Wi-FiやBluetoothは必要なときだけオン、データ通信をしないときは「モバイルデータ」をオフにしましょう。iPhoneは、iOS 9.0以降は「低電力モード」を利用できます。ただ、画面輝度や無線などの変更は、必要に応じて手動で設定しましょう。
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App Storeで防災関連アプリケーションをチェック。 - 1分1秒でもバッテリーを持たせるために――すぐにスマホを充電できない状況下ですべきこと
大規模災害が発生する度に、問題となることが多い携帯電話やスマートフォンの「バッテリー持ち」。特に消費電力の大きいスマートフォンでは深刻な問題です。そこで、少しでもスマホのバッテリーを“長持ち”させる方法をご紹介します。
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