10代の約7割が「スマホのみ」でネット LINEの調査から
LINEは、2017年上期のインターネット利用環境に関する調査結果を発表。日常的な利用環境は「スマホのみ」が最多となり、若年層ほどメインデバイスとしての利用率が高まる。また30代以下のスマホ利用率は9割を超え、10代のPC利用率は25%に留まった。
LINEは、7月24日に2017年上期のインターネット利用環境に関する調査結果を発表した。調査対象者は15〜59歳の男女、計759サンプルで、調査期間は2017年4月。全国の住宅地図データベースから世帯を抽出して個人を割り当て、調査員による個別訪問留置調査を行った。
職場や学校での利用も含んだ週1回以上の利用を日常的とした場合、スマートフォンでのインターネット利用者は85%、PCでの利用者は46%となった。 構成比として最多の「スマートフォンのみ」は約半数で、スマートフォンとPCの併用は4割弱、PCのみの利用は6%にとどまった。
年代別に見ても、スマートフォンのみの利用がスマートフォンとPCの併用を上回り、特に10代ではスマートフォンのみの利用者が7割に達するなど、若年層ほどスマホ利用の傾向が強い。タブレットやフィーチャーフォンを含めたデバイス別に見てもスマートフォンでの利用が圧倒的に高く、10〜30代では9割超、40代でも9割弱、50代でも6割強に。一方、10代のPC利用率は25%にとどまるが、20代以上は職場でも利用するためPC利用率が高くなっている。タブレットの利用率は全体で19%、フィーチャーフォンの利用率は全体の6%となった。
日常的なインターネットの利用がスマートフォンのみという利用者が約半数に達していることから、同社ではスマートフォンは携帯電話端末の延長としての利用に限らず、従来のPC・タブレットに代わる情報取得端末としての需要が高まっていると分析。今後の普及に伴い、ますます人々の生活に重要な役割を担っていくと考えている。
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