間もなく配信! iOS 11の進化点をざっくりまとめる(1/2 ページ)
iOS 11が9月20日に配信される。iOS 11では何が変わるのか? Appleが公開している情報をまとめた。
日本では9月20日(恐らく未明)に配信される、iOSデバイス向けの最新OS「iOS 11」。対応機種はiPhoneがiPhone 5s以降、iPadがiPad AirやiPad mini 2以降、iPod touchは第6世代。iOS 11では何が変わるのか? Appleが公開している情報をもとに、おさらい&予習しておこう。
コントロールセンターのデザインを一新
画面下から上方向にスワイプして呼び出せる「コントロールセンター」のデザインが一新され、ページの構成はiOS 10の2ページから1ページにまとまった。設置する機能はカスタマイズができる。3D Touchを使ってアイコンを押し込むと、さらに詳細な設定ができる。
ロック画面と通知センターが統合され、上にスワイプすると、過去に受信した通知もまとめて確認できるようになる。つまりロックを解除せずに、直近と過去の通知が分かる。
ユーザーが自動車を運転すると、その様子を感知して「おやすみモード」が自動で有効になる。運転中にメッセージが来ると、運転中なので返信できない旨のメッセージを返してくれる。
「マップ」アプリでは、インドアマップが利用可能になり、世界各国の空港やショッピングセンターが対象となる(日本は東京のショッピングセンターのみが対象)。
文字入力では新たに「片手入力」モードが追加される。地球儀アイコンを長押しして「片手入力」を選択すると、キーボードを左か右に寄せられる。文字通り片手で入力するのに便利な設定だ。
簡単に初期設定ができる「クイックスタート」を用意。新しく購入したiPhoneやiPadを、これまで使っていたiOSデバイスに近づけるだけで、自分のApple IDで自動サインインでき、各種設定やアプリが復元される。
カメラはLive Photosに新機能
カメラはLive Photos機能が進化。同じシーンを何度も繰り返す「ビデオループ」、逆再生する「バウンス」、シャッターを開いたまま露光させる「長時間露光」が利用できるようになる。
ポートレートにも使える新たなフィルターも用意した。
撮影した動画のコーデックとして、従来のH.264より2倍の圧縮率を持つH.265/HEVCを新たにサポートする。
QRコードの読み取りには、これまで別アプリを使わなければならなかったが、iOS 11ではカメラアプリから直接QRコードを読み取れるようになった。
App Storeがリニューアル
従来の「おすすめ」「カテゴリ」「ランキング」「検索」「アップデート」タブを、「Today」「ゲーム」「App」「アップデート」「検索」に変更する。新たにToday、ゲーム、Appタブが追加された。
Tadayでは、アプリ開発の舞台裏や、各アプリのヒントとコツ、エディターが厳選したオススメアプリなどの情報を届ける。記事は毎日更新される。
特に人気があるので専用タブを作ったというゲームでは、熟練のゲーマーたちがオススメのゲームを紹介する。
カテゴリーごとのアプリは、Appタブから探せるようになる。検索機能も進化させ、ストーリー、ヒントとコツ、テーマごとのリストなども検索可能になる。
各アプリのページも改修。ランキングに入っている場合はその順位を表示し、アプリの紹介動画の本数も増やしている。アプリ内課金が、App Storeのアプリページから可能になる。
Siriがさらに賢く
ユーザーの行動を学習し、先読みして提案や設定をしてくれる。例えばオンラインでチケットの予約を取ったり、Webサイトでフライトの時刻を確認したりすると、その情報を自動でカレンダーに追加してくれる。これらはSiriの機械学習がベースになっており、学習した情報は、Siriが使えるiOS・macOSデバイスを横断して反映される。
Siriの表現力がさらに豊かになり、自然な新しい声に変更される。
Siriを介した翻訳も可能になるが、現時点で日本語はサポートしていない。
Apple Musicでは友達が聴いている楽曲が分かる
音楽配信サービス「Apple Music」では、プレイリスト、アルバム、Radioステーションを公開できるようになる。「友達が聴いている音楽」というコーナーが新設され、これまで知らなかった新しいアーティストや楽曲に出会うチャンスが増える。
新たな「AirPlay 2」では、iPhoneの音楽を、家に設置してある複数のオーディオシステムから出力できるようになる。
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