楽天が「MWC Barcelona 2019」に出展 三木谷浩史社長は基調講演に登壇
子会社を通してMNO事業への参入準備を進める楽天が、2月25日(中央ヨーロッパ時間)からスペイン・バルセロナで開催される「MWC Barcelona 2019」に出展。同社の三木谷浩史社長は基調講演にも登壇する。
楽天は1月13日、スペイン・バルセロナで2月25日から28日(中央ヨーロッパ時間)まで開催されるイベント「MWC Barcelona 2019」に参加することを発表した。同イベントにおいて特別ブースを設置する他、同社の三木谷浩史社長と、同社のMNO(携帯キャリア)子会社「楽天モバイルネットワーク(RMN)」のタレック・アミンCTOが同イベントで開催される公演に参加する。
楽天の特別ブースでは、同社、RMNと両社のパートナー企業によるプレゼンテーションや報道関係者向け説明会を実施。RMNが構築する「世界初の完全なクラウドネイティブ(仮想化)ネットワーク」のデモルームなども設置する予定となっている。
三木谷社長は「基調講演」に登壇
三木谷社長は、 2月27日9時30分(中央ヨーロッパ時間)から開催される基調講演「Rakuten and Cisco Joint Keynote(The Next Generation)」に米Cisco Systemsのチャック・ロビンスCEOと共に登壇する。この基調講演では楽天がMNOに参入する狙いや戦略、クラウドネイティブネットワークの全体像について説明するという。
またアミンCTOは、2月25日11時(中央ヨーロッパ時間)から開催されるパネルディスカッション「What’s Keeping Operator CTOs up at Night?」にパネリストの1人として参加する。このディスカッションは、「モバイルネットワーキングにおける通信事業者としての挑戦」をテーマに展開される予定だ。
なお、講演やディスカッションの模様はGSM Association(MWC主催者)のニュースサイト「Mobile World Live」を通してライブ配信される予定。三木谷社長のプレゼンテーション資料も後日、日本語版が配信される予定だ。
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