LINE Payが「Visaクレジットカード」を2019年内に発行へ 年会費無料で初年度は3%還元
LINE Payが、Visaブランドが付与されたクレジットカードの発行を2019年内に開始する。詳細は別途発表されるが、初年度のカード利用還元率は「3%」と高めに設定される見通しだ。
LINE Payは2019年内に、Visaブランドの提携クレジットカードを導入する。単独でNFC決済対応のクレジットカードとして利用可能で、決済サービス「LINE Pay」とひも付けることでコード決済にも利用できる。発行初年度は利用金額に対する「LINEポイント」の還元率を3%と、クレジットカードとしては高率とする予定だ。年会費は無料で、発行に当たっては所定の審査が必要となる。
決済サービスとしてのLINE Payでは、アプリを利用した「コード決済」、Webサイトなどで利用できる「Web決済」の他、JCBカード加盟店で使える「LINE Pay カード」、Google Payの仕組みを利用した「QUICPay+」対応など、利用方法を拡充してきた。
今回のVisaブランドのクレジットカードも、決済方法を充実する一環として導入される。カードの利用ごとにLINEポイントがたまる他、「LINEウォレット」アカウントを介してLINEで決済通知を受け取れる。
詳細は「後日改めて発表」
今回、LINE Payが発行するVisaクレジットカードは、LINE PayがVisaカードのブランド利用権を取得、あるいは他のカード会社からブランド利用権を借りて発行する形ではなく、他のカード会社が発行主体となる「提携カード」となる見通し。
ただし、今回の発表ではカードの商品内容について決まっていない点も多い。詳細は、決まり次第「できるだけ早期に」(LINE Pay広報担当)発表するという。
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