まず、家庭でのインターネット利用頻度を見てみよう(図1)。ブロードバンド利用者の実に9割近くが「毎日」と答えている。対してナローバンド利用者は74.8%という結果だ。1日に一度はインターネットに接続し、何らかの形で利用しているユーザーがかなりの割合を占める。
では、利用者はインターネットで何をしているのだろうか? 全体的な利用統計は図6をご覧いただくとして、まず近年利用者が急増している「ネットショッピング」「オークション」「ネットバンキング」の3つについて見てみよう。
ネットショッピング(図2)は、ブロードバンド、ナローバンドともに、約半数の人が3か月に1回以上は利用している。一方、「全く利用しない」人は全体の4分の1。ネットショッピングは買い物方法の1つとして着実に定着しつつあるようだ。
オークション(図3)の場合は、どんな頻度であれ「利用している」人と「全く利用しない」人が、ほぼ半々という結果になった。ブロードバンド利用者の中には「2週間に1回以上」というヘビーユーザーも15.5%もいる。
図1 家庭でインターネットをどれくらいの頻度で利用しますか? ブロードバンドとナローバンドでは利用頻度に差がある。ブロードバンドの人ほどネットを積極的に利用している
図2 インターネットショッピングはどれくらいの頻度で利用しますか? ブロードバンドとナローバンドでほとんど差はない。7割以上の人が利用していると回答
図3 インターネットオークションはどれくらいの頻度で利用(入札/出品)しますか? 半数がネットオークションの経験あり。2週間に1回以上という人が多いのには驚き。一度経験するとハマってしまうのだろう
図6 インターネットをどのような用途に使っていますか?(複数回答) 情報検索系の利用が多いのはうなずけるが、「ソフトのダウンロード」をしている人が多いのには驚き。「ファイル交換」も12〜17%の人が利用している