Yahoo!InternetGuide：高速インターネット入門

Yahoo! Internet Guide 2001年8月号より

この3月から100Mbpsという驚異的なスピードでサービスを開始した有線ブロードネットワークス。開始から3か月たった現在、その実力、エリアの拡大状況は大いに気になるところ。その現状をレポートしたい。

文／山崎潤一郎
加入中のCATVインターネットがADSLへの危機感から料金据え置きで、256Kbps → 640Kbps → 1.5Mbpsと増速を繰り返している。ほかの地域でもADSLが始まった地域は似たような状況らしい。健全な競争は必要だ。

イラスト/池田和成
撮影/中村宏

※本文中で*のついた用語をクリックすると，解説ウィンドウを開きます

センター

複数のハブから集めた回線を集約してインターネットへと接続する拠点。ここからインターネットへ接続する回線（バックボーン）の容量が非常に重要だ

キャッシュサーバー

ユーザーが訪れる頻度の高いインターネット上のコンテンツを蓄積しておくためのコンピュータ。ここに蓄えられたコンテンツであれば、ユーザーは高速に受信することが可能

コンテンツサーバー

usenが提供するさまざまなコンテンツを蓄積するホストコンピュータのこと。usenのネットワーク内に設置されているのでインターネットの影響を受けることなくコンテンツを高速に送り出すことが可能

ハブ

複数のノードから集めた信号を集約して、このハブからセンターへと中継する。その際、やはりノードから光ファイバーで受け取ったデータはいったん電気信号に戻される

光ファイバー

125ミクロンという細さのガラス繊維状の通信ケーブル。この中に光を照射して通常最大で2.4Gbpsという大容量の通信を行うことができる

ノード

半径2キロメートルのエリア内のユーザーからの光ファイバーを収容するための集線装置。ハブとルーターが設置されており、ユーザーから集めた光ファイバーをここで集約して上流のネットワークに渡す。光ファイバーから集めた信号はいったん電気信号に戻される

専用モデム

正式にはメディアコンバータという。光ファイバーの光信号を、イーサネットで利用する通常の電気信号に変換する装置

1/3