| News | 2000年7月11日 6:00 PM 更新 |
トレンドマイクロは7月11日,インターネットを利用してウイルス検知・駆除のサービスを提供する「インターネットアウトソーシングサービス」(IOS)において,国内のサービスプロバイダー(ISP/ASP)11社と提携したと発表した。同社は昨年より,製品販売主体のビジネスモデルから,サービス形式のビジネスモデルへと戦略を転換。今回の大型提携により,サービス分野の事業を拡大させる。
IOSは,トレンドマイクロのウイルス対策製品をASPモデルで提供するサービス。ISPのほか,ASP事業者が行うアウトソーシングサービス(特に電子メール分野)向けにウイルス対策のインフラを構築することで,電子メールを媒介としたウイルスへの迅速な対応が可能になるという。
トレンドマイクロ取締役の渡部敏弘氏は,毎月のウイルス感染報告数が頻繁に過去最高を更新する現在の状況について,「ウイルス対策が難しいのは,全てのユーザーが必ずしも自分のPCのウイルス対策ソフトを最新バージョンにしているとは限らないため」と指摘する。ただ最近では,マスコミが積極的にウイルスの危険性に報じているため,爆発的に広まった「I LOVE YOUウイルス」でも,国内では実際の被害はあまり報告されなかった。
しかしながら渡部氏は,「新種ウイルスは毎月6〜7種類発生し,その94%がメールを利用したものだ。ISPやASPレベルでウイルスにフィルタをかけることで,ウイルスの被害を最小限にとどめることが可能だ。また企業にとっては,ウイルス対策ソフトの導入・管理・運用といったコストが削減できる」と強調する。
今回トレンドマイクロと提携したのは,IIJ(インターネットイニシアティブ),OCN(NTTコミュニケーションズ),DreamNet(ドリームネット),@Nifty(富士通),ODN(日本テレコム),BIGLOBE(NEC),U-netSURF(日本ユニシス情報システム),Hi-HO(松下電器産業),エヌ・ティ・ティ エックス,データステーションズ,ならびに日立製作所の11社。各社は今年秋より,ゲートウェイ向けのウイルス対策製品「InterScan」を利用したサービスを順次開始する予定だ(具体的なサービス内容については,個別に決定する)。
トレンドマイクロでは,ISOのパートナー企業ネットワークを「eDoctor Global Network」と呼んでおり,既に,米USWestや米Sprintなどが20社以上が参加。国内では,PSINetならびにドリーム・トレイン・インターネットがパートナーとなり,今年4月よりオンラインのウイルス対策サービスを提供している(9月14日の記事参照)。
なおトレンドマイクロでは,全世界で展開するIOS事業の売り上げとして,2000年に11億円,2002年には80億円を見込んでいる。
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トレンドマイクロ (03)5334-3650
[中村琢磨,ITmedia]
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