News 2000年8月2日 08:11 PM 更新

デル,法人ユーザー向けに不要PCの引き取りサービスを開始

デルコンピュータは2日,同社の製品を新規購入した法人ユーザーを対象に,不要になったPCや周辺機器を引き取るサービスを開始する。

 デルコンピュータは2日,法人ユーザー向けにPC引き取りサービスを開始すると発表した。同社製品を新規購入したユーザーを対象に,メーカーを問わず旧機種や周辺機器を有償で引き取る。引き取った旧機種の一部は整備した後,オークションサイトで販売する。

 引き取りの対象となるのはデスクトップ/ノートPCやプリンタ,ディスプレなどの周辺機器。サーバは対象外。同社のPCを新規に購入した法人ユーザーに限り,有料で引き取る。料金はデスクトップPCが2500円,ノートPCが2000円,ディスプレが2500円,プリンタが3000円,そのほかの周辺機器(30キロ以下)が3000円となっている。

 同社では環境ベンチャー企業のタオにリユース処理を委託。ある程度のスペックを持ったPCは,HDD内のデータを消去して動作確認をした上で,タオが運営する中古PCやOA機器のオークションサイト「Auction TAO」で販売する。PCとして中古販売が難しいものについてはリサイクル処理を行い,中古パーツや原料として再利用する方針だ。今後は,生産が終了した旧モデルの修理パーツとして部品を再利用することも考えているという。

 今回のサービスは,2001年4月に施行予定の「資源の有効な利用の促進に関する法律」(資源有効利用促進法)を見据えたもの。同法では製品の回収やリサイクルをメーカーに義務付けた上,再利用を前提とした開発/設計を行うよう求めている。

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[小林伸也, ITmedia]

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