News | 2000年8月9日 0:00 AM 更新 |
AOLジャパンは8月8日,インスタント・メッセンジャーの新バージョンとなる「AOLインスタント・メッセンジャー4.1」(AIM 4.1)を発表した。音声チャットを実現する「AIMトーク」など,これまで国内で提供されていたAIM 2.0から大幅に機能を強化。これを武器にデファクトスタンダードを狙う。
アップデートの目玉となるAIMトークは,指定した相手と1対1でリアルタイムの音声チャットを行える機能だ。データ転送レートなどの詳細は明らかにされていないが,同社によると「ISDNはもちろん,28.8Kbpsのモデム環境でも問題なく利用できる」という。
そのほか,AIM 4.1の主な機能強化点は以下の通り。
AIM4.1はWindows版とMacintosh版が用意され,8月18日から同社サイトでダウンロードできるようになるほか,雑誌の付録CD-ROMなどにも収録される予定だ。Win版とMac版は基本的に同じ機能を持ち,異なるのは「設定パラメータなど,細かい部分だけ」(同社)だという。
なお,米国で他社製IMとの乗り入れ問題が指摘されている同社だが,今回の会見では明確な方向性は示されなかった。AOLジャパンの平松庚三社長は,「(AIMが)デファクトスタンダードになるのに異存はないが,他社からの乗り入れは別の問題。われわれとしては,米国本社の意向に沿った形で展開する」と話している。
関連リンク
AOLジャパン
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.