News | 2000年8月8日 11:03 PM 更新 |
米IBMの研究開発部門であるIBMリサーチは8月7日(現地時間),腕時計サイズのデバイス上でLinuxおよびX11(Linuxのグラフィックライブラリ)を動作させることに成功したと発表した。IBMリサーチでは,今回の実験結果により,Linuxが大規模なエンタープライズサーバーから,中・小規模サーバー,ワークステーション,デスクトップシステム,ラップトップ,さらには最小のインテリジェントデバイスにいたるあらゆるプラットフォームにおいて実行可能であることが示されたとしている。
Linuxを搭載した「スマート・ウォッチ」は,PC,携帯電話,その他のワイヤレス対応デバイスとのワイヤレス通信に対応するほか,圧縮された電子メール・メッセージの表示や,ポケットベルタイプのメッセージの直接受信が可能だ。また,カレンダーやアドレス帳,To Doリストなどの機能も装備している。さらに将来的には,高解像度の画面やアプリケーションが追加され,気象情報,交通情報,株価,スポーツやその他の最新ニュースなど,様々なインターネットサービスにアクセスするためのデバイスとして利用可能になるという。
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